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授業科目名
担当教員
基礎物理学III
張本 鉄雄
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
251130 2 I 2 前期 I
[概要]
電磁気学はニュートン力学とともに古典物理学の基礎として重要な科目であり、また現代社会を支えている電気電子技術の基礎でもある。基礎物理学IIIとは、電気・磁気に関する基本概念及び法則を理解し、工学への応用の基礎を学ぶことを目的とする。本科目では、静電場、静磁場等主に時間的に変動しない場合について学ぶ。
[具体的な達成目標]
(1)クーロンの法則を理解でき、静電力を求めることができる。<BR>(2)電場の概念を理解でき、ガウスの法則を用いて電場の強さを計算できる。<BR>(3)静電ポテンシャルと電場の強さとの関係を理解でき、帯電体の静電ポテンシャルを計算できる。<BR>(4)静電容量と静電エネルギーの関係を理解できる。<BR>(5)微分形と積分形のオームの法則を利用して、電気抵抗、電流密度、電場の強さを計算できる。<BR>(6)アンペールの法則で磁場を求めることができる。<BR>(7)ビオーサバールの法則で磁場を求めることができる。<BR>(8)アンペールの力を計算できる。
[必要知識・準備]
 基礎物理学I、基礎物理学II、微分積分学、ベクトル解析
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %定期試験までの講義内容に対する理解度と到達度 
2試験:中間期 30  %中間試験までの講義内容に対する理解度と到達度 
3小テスト/レポート 10  %講義内容に対する理解度 
4受講態度 10  %出席等の普段の学習姿勢 
[教科書]
  1. 砂川重信, 電磁気学の考え方, 岩波書店, ISBN:4000078925
  2. 担当教員によって作成された独自の資料も配布する
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
  1.電磁気学の概要<BR>  2.クローンの法則<BR>  3.ガウスの法則:積分形式<BR>  4.ガウスの法則:積分形式<BR>  5.静電ポテンシャル<BR>  6.コンデンサー<BR>  7.中間評価(試験等)<BR>  8.定常電流とその保存則<BR>  9.オームの法則と起電力<BR> 10.アンペールの法則<BR> 11.ビオ・サバールの法則<BR> 12.アンペールの力<BR> 13.ローレンツ力<BR> 14.磁荷に作用する力<BR> 15.総合評価(試験等)
[教育方法]
教科書に沿って授業を行い、具体的な例題を解きながら内容を説明する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械情報コース》
(B)工学のための基礎知識
機械工学を学ぶ上で基盤となる数学、物理や化学などの自然科学と情報技術の基礎知識を習得し、これらを機械工学へ活用できる能力を身につける。
(C)機械工学の専門基礎知識
機械工学についての基礎知識を修得し、これらの知識を活用することにより機械工学に関連する諸課題を創造的に展開する能力を身につける。
(E)分析能力と問題解決能力
機械工学に関連する課題に対して、機能上の要求を踏まえた上で現状の問題点を認識できる能力を身につけ、これらの問題点を分析し、問題の解決方法を立案・実行する能力を身につける。
[その他]
オフィスアワー:A1-215の教員室で質問・相談を受ける。