授業科目名
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大気環境科学
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時間割番号
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191010
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担当教員名
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松本 潔
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開講学期・曜日・時限
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前期・月・V
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単位数
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2
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<対象学生>
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(未登録)
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<授業の目的および概要>
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生態系を取り巻く大気圏について、化学成分の動態を中心により深く学習する。具体的には、大気中の化学成分が気象現象や気候システムにおいて果たす役割、生態系との相互作用、人間活動の影響などについて学ぶ。また、学んだ知識を実際の大気環境の計測データの評価に応用できる能力を養う。
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<到達目標>
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私達が生活する地球の表層環境を支配する大気の化学的特徴と、大気圏を介して行なわれる物質循環、大気中の化学成分と気象、気候システム、生態系や人類活動との相互作用についての学習を通して、大気中の化学成分の分布と動態が、どのように地球環境の構築や維持に関わり、その変動がどのような影響を及ぼすのかを理解する。これらの学習を通して、私達の生活環境がどのように維持されているのか、有限の地球環境の中で私達には何ができるのか、何をすべきなのかを考える視野を会得する。また、実際の大気環境の計測データの解説を通して、習得した地球科学的知識を、実環境より取得したデータの評価にどのように生かすか、その方法を身につける。
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<授業の方法>
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講義形式。プリントを配布し、これを板書で補いながら講義を進める。必要に応じてスライドを交える。ほぼ毎回小テスト行なう。これを通して授業内容の理解度と応用力を高める。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 50 % | 論述式、記述式の試験を行ない、授業内容の理解度とその応用力を問います。 | 2 | 小テスト/レポート | 50 % | 授業中に小テストを課し、授業内容の理解度とその応用力を問います。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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小テストでは、実環境において得られた計測データを見て、そのデータから何がいえるかを考察する、という課題を解いてもらいます。この作業を通して、授業より得た科学的知識を、自然環境を理解するために応用する方法を学んでもらいます。
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<テキスト>
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- 特になし
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<参考書>
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- 授業中に紹介する
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<授業計画の概要>
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1.大気物理学の基礎(第1〜2回)<BR>2.大気化学の基礎(第3〜4回)<BR>3.微量気体成分(第5〜8回)<BR>4.オゾン(第9〜10回)<BR>5.粒子状物質(第11〜12回)<BR>6.大気化学成分の沈着過程(第13回)<BR>7.大気環境の変動と環境問題(第14回)<BR>8.全体の復習と総括評価(第15回)
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