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授業科目名 自然科学と数学
時間割番号 190003
担当教員名 武藤 秀夫
開講学期・曜日・時限 後期・火・III 単位数 2
<対象学生>
ソフトサイエンス課程1年生
<授業の目的および概要>
初等的な微分方程式をその媒体として,自然科学と数学とのかかわりを紹介する。
<到達目標>
・高校数学では扱わなかった,自然界における数学的な考え方・捉え方の一端を理解することにより,数学に対する興味・関心を高める。<BR>・高校および大学で学ぶ微分・積分・行列等における種々の応用面を理解する。<BR>・きわめて簡単な微分方程式の解法を理解する。
<授業の方法>
講義形式で行い,理論とともに具体的な微分方程式の解法の演習も行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %基本的な考え方の理解。簡単な計算力。 
2試験:中間期 30  %基本的な考え方の理解。簡単な計算力。 
3小テスト/レポート 20  %自分の考えを正確にまとめる。興味・関心。工夫。 
4受講態度 20  %2/3以上の出席が必要 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
未定内容:グループによりそれぞれテーマを設定し,調査・発表を行うこと<BR>     もあるかもしれない。(あくまで未定)
<テキスト>
  1. デヴィッド・バージェス/モラグ・ボリー, 微分方程式で数学モデルを作ろう, 日本評論社, ISBN:4-535-78173-7
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
簡単な微分方程式の解法を軸にして,種々の減少を数学モデルとして扱い,<BR>自然科学と数学のかかわりの側面を学ぶ。<BR>1.初等関数と関数の極限の復習<BR>2.関数の微分の復習<BR>3.関数の積分の復習<BR>4.数学モデルの作り方と微分方程式,人口問題<BR>5.簡単な微分方程式,成長と減衰<BR>6.薬の吸収,放射性炭素(ウィンチェスター城の大広間の壁画)<BR>7.変数分離形微分方程式と刺激に対する反応<BR>8.抑制された成長モデルと技術革新の普及<BR>9.まとめ(中間)<BR>10.線形1階微分方程式,広告に対する売上反応<BR>11.美術品の贋作,魚の個体群の資源開発<BR>12.線形2階微分方程式<BR>13.個人の消費動向,糖尿病の検査<BR>14.非線形2階微分方程式,化学反応速度<BR>15.まとめ(期末)