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授業科目名 環境と地域
時間割番号 190001
担当教員名 松本  潔
開講学期・曜日・時限 後期・木・V 単位数 2
<対象学生>
ソフトサイエンス課程および国際共生社会課程1年次生
<授業の目的および概要>
地球規模での環境問題が注目されているが、公害などの地域スケールでの環境問題がなくなったわけではない。本授業では、日本国内で発生した環境問題を時系列に沿って概観し、その原因と結末について、地域性といった社会的要因とも絡めて解説する。本授業を通して、環境問題がどのように発生するのか、どのように対応すべきなのかを考える力を養う。
<到達目標>
日本国内で起こった環境問題の歴史を知る。また、それらの環境問題がなぜ発生したのか、どのように対応してきたのか、その地域性にはどのような特徴があったのかを理解する。これらを通して、今日の環境問題についての考え方を身につける。
<授業の方法>
プリントを配布し、これに基づいて板書をしながら講義を行なう。必要に応じてスライドを用いる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %記述式試験を行ない、理解度を評価します。 
2小テスト/レポート 40  %レポートを課し、理解度を評価します。 
3受講態度 20  %出席を評価します。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
地球規模での環境問題が注目されていますが、公害などの地域スケールでの環境問題がなくなったわけではありません。また日本は、水俣病に代表される悲惨な公害の歴史を持っています。地球規模での環境問題は、被害者と加害者の関係が見えにくく、規模の大きさもあって体感しにくいものですが、その原因には、公害などの地域スケールの環境問題と共通する点が多々あります。今なお経済大国として繁栄する日本が、どのような環境問題に直面し、それをどのように乗り越えてきたのか(或いはどのような犠牲を払ってきたのか)を理解することは、「環境の時代」と呼ばれるこれからの時代を生きる皆さんに、是非知って欲しいことです。また、環境問題の発生と結末には、地域性などの社会的要因に起因する必然性があり、それを見抜くことが環境問題への対応には必要です。そのことを、環境問題の歴史を学ぶ中で理解してください。
<テキスト>
  1. 特になし
<参考書>
  1. 授業中に示す
<授業計画の概要>
1.環境問題の地域性(第1回)<BR>2.日本における森林破壊(第2回)<BR>3.日本の近代化と環境問題(第3〜6回)<BR>4.戦後復興から高度経済成長期の環境問題(第7〜11回)<BR>5.現在の日本における環境問題(第12〜14回)<BR>6.全体の復習と総括評価(第15回)