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授業科目名 初等理科実験
時間割番号 166201
担当教員名 芹澤 如比古/長島 礼人/松森 靖夫/入山  裕/宮崎 淳一/平田  徹/山下 和之/佃 俊明/石垣 武久/加藤  一/小泉 一人
開講学期・曜日・時限 前期・金・I-II 単位数 2
<対象学生>
学校教育課程の1年次生
<授業の目的および概要>
小学校教員として理科の授業,特に実験の演示と指導が行えるだけの素養を修得する。左記目的のため,物理・化学・生物・地学・理科教育学の5分野に関わる内容の実験をそれぞれ3回,全部で15回行う。
<到達目標>
基本的な実験器具を正しく扱えるようになる。実験を通じて観察された自然現象はどのように展開しているか,またその現象がどのような法則に基づいているのかを説明できるようになる。
<授業の方法>
定員125名の学校教育課程の学生をAからEまでの5班に分ける。各班は次の順番で5分野の実験を行う。<BR>A班:物理−化学−生物−地学−理科教育学, B班:化学−生物−地学−理科教育学−物理, C班:生物−地学−理科教育学−物理−化学,D班:地学−理科教育学−物理−化学−生物, E班:理科教育学−物理−化学−生物−地学。<BR>受講生各自は実施した実験のレポートを翌週,提出する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %(1) 実験内容・方法は簡明に説明されているか。(2)実験結果を正しく記録しているか。(3) 得られた結果に対する考察がなされているか。(4) 与えられた課題に対する回答を記しているか。 
2受講態度 50  %実験への取り組み姿勢,装置・器具の取り扱い方,安全への配慮,合理的な実験の進め方。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
実験科目なので,欠席や遅刻は理解や進行に支障を来します。全時間出席が単位修得には原則です。また,定刻には実験が開始出来るように,遅刻をしないようにして下さい。他の実習等による欠席は,原則として考慮しません。第一回の授業に間に合うように,各自が白衣を用意してください。白衣は大学生協で購入できます。
<テキスト>
  1. 毎回,プリントを配布する
<参考書>
  1. 八杉 龍一 他, 生物学辞典, 岩波, ISBN:4000800876,
    (生物分野)

  2. 若林 徹哉 他, 普及版 やさしい日本の淡水プランクトン図解ハンドブック, 合同出版, ISBN:4772604383,
    (生物分野)

  3. 理科教育学: 実験の冒頭で紹介します。
<授業計画の概要>
物理:<BR>(第1週) 色々な器具を用いた測定実習<BR>(第2, 3週) てこの原理と電気と磁気 〜電気モーターと発電機のしくみが分かるまで〜<BR><BR>化学:<BR>3週に渡って,次の3つの実験をローテーションで回ります。<BR>(1) 気体の生成と性質<BR>(2) 物質の精製 〜物質の三態と蒸留、昇華〜<BR>(3) 電気を作り出す 〜さまざまな電池の原理〜<BR><BR>生物:<BR>(第1週) 水に棲む生き物<BR>(第2週) 身近な植物<BR>(第3週) 脊椎動物の体のつくり<BR><BR>地学:<BR>(第1週)火山灰中の鉱物の観察<BR>(第2週)岩石の観察 〜堆積岩・火成岩・変成岩〜<BR>(第3週)地震計と地震記録 〜地震計のしくみ・地震波の伝わり方〜<BR><BR>理科教育学:<BR>(第1週) 子どもの学びを支援する実験 (1) 天文学的距離<BR>(第2週) 子どもの学びを支援する実験 (2) 太陽や他の恒星の見かけの動き<BR>(第3週) 子どもの学びを支援する実験 (3) 月の満ち欠け