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授業科目名 電子工学概論
時間割番号 163432
担当教員名 小川 覚美
開講学期・曜日・時限 前期・金・II 単位数 2
<対象学生>
2年次生〜4年次生
<授業の目的および概要>
 電気電子技術が、多種多様な所に利用され、重要な役割を果たしていることを知ると共に、それらの内容を理解することを目的とする。講義では、前半に、産業用の多くの機器で用いられる三相交流のメカニズム、利点、その応用について学ぶ。後半は、電気エネルギー、発電のしくみ、電気エネルギーの伝送・貯蔵について学ぶ。
<到達目標>
学生が到達すべき目標を以下に示す。<BR>(1)三相交流の原理、電力、回転磁界を理解する。<BR>(2)エネルギー事情、エネルギー工学の歴史を理解する。<BR>(3)電気エネルギー、発電のしくみを理解する。<BR>(4)電気エネルギーの伝送、貯蔵について理解する。
<授業の方法>
講義主体とするが、理解度を確認するために講義の最後に演習問題に取り組み、提出させる。また、課題に対するレポートの作成などを要求する場合もある。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 35  %到達目標に示した項目に対する理解度を評価する 
2試験:中間期 35  %到達目標に示した項目に対する理解度を評価する 
3小テスト/レポート 30  %講義内容の理解度を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 本講義は電磁気学、電気回路の知識を必要とする。必要な知識を復習し授業を受けること。毎回、授業内容を復習し、理解しておくこと。
<テキスト>
  1. 依田正之, 電気エネルギー工学, オーム社, ISBN:9784274206429
<参考書>
  1. 三浦光, 電気回路 −交流活用編−, 昭晃堂, ISBN:9784785612276
  2. 牛山泉, 山地憲治, エネルギー工学, オーム社, ISBN:9784274208287
<授業計画の概要>
以下の計画は学習状況等によって変更する場合がある。<BR> 1.授業ガイダンス、単相交流と多相交流(1)<BR> 2.単相交流と多相交流(2)<BR> 3.対称三相交流回路(1)<BR> 4.対称三相交流回路(2)<BR> 5.三相交流電力<BR> 6.三相交流電力とブロンデルの定理<BR> 7.回転磁界<BR> 8.エネルギーについて(1), 中間評価<BR> 9.エネルギーについて(2)<BR>10.電気エネルギーの発生と利用、発電機のしくみ<BR>11.電気エネルギーの力学的エネルギーへの変換、水力発電<BR>12.火力発電、原子力発電<BR>13.再生可能エネルギー<BR>14.電気エネルギーの伝送<BR>15.電気エネルギーの貯蔵, 総括評価