授業科目名
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量子の数理II
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時間割番号
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162608
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担当教員名
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市村 純
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開講学期・曜日・時限
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後期・金・I
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単位数
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2
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<対象学生>
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3年次生
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<授業の目的および概要>
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「量子の数理I」の学習を基礎にして、量子デバイスなど次世代コンピュータの素子の基礎となる量子論、連続的な固有値と、離散的な固有値をとる状態、狭い空間に電子がとじ込められたとき、1次元の空間に電子がとじ込められたときの電子の運動について理解を深める。
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<到達目標>
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自然現象のうち量子現象として理解できることの知見を深める。工学的な応用である量子工学的な材料関連、ナノテクノロジー、電子デバイス、半導体、超伝導素材の応用研究についての知見を深める。
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<授業の方法>
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講義主体。毎回、講義の最後に理解度を確認するために小問題を解く(簡単な計算)。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 30 % | 法則の定性的理解力・基本的計算力・応用力 | 2 | 試験:中間期 | 20 % | 法則の定性的理解力・基本的計算力 | 3 | 受講態度 | 50 % | 数理的な理解には勤勉さと継続性が重要です。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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日常的な感覚からは見えない微視的世界の法則(量子力学)を理解するには、見える世界での概念の法則に慣れていることが重要です。3年次までに修得した(はずの)運動の数理や(電磁)場の数理や数学を復習しておいてください。
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<テキスト>
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- 小出昭一郎, 量子力学 (I)(基礎物理学選書シリーズ), ISBN:4785321326
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<参考書>
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- 量子力学入門, 岩波書店, ISBN:4000077465
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<授業計画の概要>
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1.粒子の散乱<BR>2.行列と状態ベクトル<BR>3.ハイゼンベルグ表示<BR>4.摂動論と変分法<BR>5.電子のスピン<BR>6.物質と量子力学
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