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授業科目名 地誌学概論
時間割番号 162230
担当教員名 尾藤 章雄
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
学校教育課程で中学校社会科または高等学校地理歴史科の教員免許状を取得する学生
<授業の目的および概要>
 ドイツを中心としてヨーロッパから展開していった近代地理学の変遷、代表的な地理学者の地理学観を研究例を通し解説する。またわが国の明治期以降の地誌学研究の流れについて紹介し、自然と人文との接点を模索し続ける地理学の学問分野としての特徴を解説する。学習指導要領に即して,小学校・中学校の教科書の内容を、地誌学的な視点に基づいて解説する。
<到達目標>
近代地理学の概念構成について理解し、地誌学的な視点が初等教育においていかなる形で具現化されているかを理解する。
<授業の方法>
講義形式で行うが、大学周辺の野外見学を含む。総合情報処理センターの実習室において,PCによる参考文献の閲覧を行いながら講義を進める場合もある。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %地誌学的視点についての理解度を評価する。 
2小テスト/レポート 10  %毎回の講義内容についての理解度を評価する。 
3受講態度 20  %出席状況を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
地理学の1つの分野としての地誌学の内容を知り、その視点が小、中学校の教育の場にいかに重視されているかを実感して欲しいと考えます。
<テキスト>
  1. 授業中に指示する。
<参考書>
  1. 特に用いない
<授業計画の概要>
1回 系統地理学と地誌学<BR>2回 近代地理学の成立と系譜<BR>3回 地誌的な研究方法<BR>4回 土地利用の変遷と農業地域<BR>5回 第1回野外見学<BR>6回 地誌学的な視点と野外見学<BR>7回 第2回野外見学<BR>8回 身近な地域の教示方法と視点<BR>9回 身近な地域の土地利用変化を把握する作業<BR>10回 地域性の考え方<BR>11回 地域性の探求方法<BR>12回 山梨県の地誌 <BR>13回 日本の地誌<BR>14回 欧米地誌<BR>15回 8回 実験準備 MANDARAソフトウエアのガイダンス<BR>9回 計量革命と地理学<BR>10回 相関分析とその利用法<BR>11回 回帰分析とその利用法<BR>12回 相関・回帰分析の検定<BR>13回 重回帰分析とその利用法<BR>14回 その他の多変量解析法<BR>15回 総括評価・まとめ