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授業科目名 西洋史講読IIC
時間割番号 162211C
担当教員名 皆川 卓
開講学期・曜日・時限 後期・木・V 単位数 2
<対象学生>
2〜3年生
<授業の目的および概要>
ICに引き続き分担を決めて、マルクス『資本論』(和訳)を輪読する。
<到達目標>
適度に難解で論証力ある文章を読む忍耐力と、それを論理的に整理して提示する能力を養い、世界史・政経・倫理でヨーロッパの政治文化を論じるための基礎的素養を身につける。
<授業の方法>
ゼミによる輪読。毎回全員が目を通してくることを前提とする。報告担当者は自分の担当箇所をレジュメにまとめ、自分の所見をつけて報告。その報告に対して講師を含むゼミ生全員が質疑を行い、報告者を交えて意見を述べ合う。報告者は次回にこの議論を踏まえてレジュメに手を入れ、提出する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1受講態度 50  %論理的思考力 
2発表/表現等 50  %問題設定能力/表現力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
ICのシラバスを参照のこと。第13章「機械と大工業」までの読了を目標とする。
<テキスト>
  1. カール・マルクス(向原訳), 資本論1, 岩波書店(岩波文庫), ISBN:4003412516,
    ((出版年)1967年)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回 オリエンテーリング<BR>第2回 購読ICの復習<BR>第3回 相対的剰余価値の生産 第10章(相対的剰余価値の概念)<BR>第4〜5回 相対的剰余価値の生産 第11章(協業)<BR>第6回 相対的剰余価値の生産 第12章(分業とマニュファクチュア)<BR>第7回 相対的剰余価値の生産 第13章(機械と大工業)<BR>第8回 絶対的および相対的剰余価値の生産 第14章(絶対的および相対的剰余価値)<BR>第9〜10回 絶対的および相対的剰余価値の生産 第15章(労働力の価格と剰余価値との大きさの変動)<BR>第11回 絶対的および相対的剰余価値の生産 第16章(剰余価値率を表す種々の定式)<BR>第12回 労賃 第17章(労働力の価値または価格の労賃への転化)<BR>第13回 労賃 第18章(時間賃金)・第19章(出来高賃金)<BR>第14回 労賃 第20章(労賃の国民的相違)<BR>第15回 総合評価とまとめ(近代ヨーロッパ史とマルクスの労働モデル理解)