授業科目名
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日本史概説
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時間割番号
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162200
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担当教員名
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大隅 清陽
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開講学期・曜日・時限
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前期・金・IV
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単位数
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2
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<対象学生>
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1)中学校社会科または高等学校地理歴史科の教員を目指している学生<BR>2)日本史学についての勉学を深めたいと考えている一般の学生
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<授業の目的および概要>
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目的 1)教員免許(中学社会・高校地歴)のため、日本史学の基礎知識を修得する。2)大学での日本史学の学習・研究(他の専門講義の履修や卒業論文など)のための基礎知識を修得する。<BR>概要 古代史概説。高等学校レベルの復習ではなく、大学での研究レベルの内容を取り入れることにより、日本史の基礎知識だけでなく、その学び方・考え方を教授する。
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<到達目標>
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1)日本史に関する知識を、単なる暗記ではなく、意味のある連関として理解する方法を習得する。<BR>2)特定の時代のみでなく、日本史全体の流れを構造的に把握する視点を獲得する。<BR>3)歴史の認識は一通りではなく、多角的な視点があることを踏まえ、歴史の学び方・考え方について、自ら考える力を養う。
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<授業の方法>
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下記の教科書の構成(章立て)にしたがって講義を進める。<BR>範囲)第1章〜第3章(1回につき1節前後のペース)<BR>予習)教科書の該当章を読んでおく。<BR>講義)教科書と図録の内容を前提にし、適宜参照しながら進める。講義プリントを配布する。また、毎回講義の終わりに用紙に質問を記入してもらい、理解度の把握のほか、次回の復習に活用する。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 60 % | 講義理解力/論理的思考力/表現力 | 2 | 受講態度 | 40 % | 講義理解力/問題設定能力 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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高等学校で日本史を履修していない場合は、最初は難しいと感じるかも知れませんが、教科書などでよく予習をし、知識を補うようにしてください。中学・高校までの日本史とは違った、暗記だけではなく、歴史的なものの見方、考え方、学び方を重視した講義を行います。
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<テキスト>
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- 佐藤信ほか, 『詳説日本史研究 改訂版』, 山川出版社, ISBN:9784634011014
- 笹山晴生ほか, 『山川日本史総合図録 増補版』, 山川出版社, ISBN:9784634020214
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<参考書>
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- 朝尾直弘ほか編, 『角川 新版日本史辞典』, 角川書店, ISBN:404032000X
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<授業計画の概要>
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第1回 ガイダンス 日本史の勉強の仕方について<BR>第2回 第1章 日本文化のあけぼの<BR>第3回 1.縄文文化<BR>第4回 2.稲作農耕社会の形成<BR>第5回 3.古墳とヤマト政権<BR>第6回 第2章 律令国家の形成<BR>第7回 1.推古朝と飛鳥文化<BR>第8回 2.律令国家の成立<BR>第9回 3.平城京の時代<BR>第10回 4.天平文化<BR>第11回 5.平安初期の政治と文化<BR>第12回 第3章 貴族政治と国風文化<BR>第13回 1.摂関政治<BR>第14回 2.国風文化<BR>第15回 総括評価・まとめ
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