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授業科目名 現代教育政策論
時間割番号 161104
担当教員名 寺崎 弘昭
開講学期・曜日・時限 前期・月・V 単位数 2
<対象学生>
 国際共生社会課程の学生、および発達教育コース、2年次生以上
<授業の目的および概要>
 現代の教育政策が当面する課題について理解を得ることを目的とする。そのためにまず現代日本の教育政策の枠組みを理解することが前提であるが、そのうえで、それが抱え込むに至った問題点についての理解を得る。共生の技法としての教育を創出することがもとめられていることを、少子化等の大きな歴史の流れのなかで見通す。
<到達目標>
・教育問題に対する開かれた視野をもつ。<BR>・教育の制度と思想の歴史に関する基礎的知識を得る。
<授業の方法>
基本的には、プロジェクターで提示する資料と、配布するプリントとによる講義。数回の小レポートを課す。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業理解力 
2小テスト/レポート 30  %知的好奇心・論理的文章力 
3受講態度 30  %日常勉学努力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 白水浩信, ポリスとしての教育―教育的統治のアルケオロジー, 東京大学出版会, ISBN:4130562088
  2. 寺崎弘昭・周禅鴻, 教育の古層―生を養う, かわさき市民アカデミー出版部, ISBN:491609283X
  3. 教育の制度と社会, 梓出版社, ISBN:4872626095
  4. 小松佳代子, 社会統治と教育―ベンサムの教育思想, 流通経済大学出版会, ISBN:4947553405
<授業計画の概要>
以下、予定。<BR>1. イントロダクション―共生の技法としての教育<BR>2. 憲法・教育基本法の教育理念<BR>3. 福祉と教育<BR>4. 国連子どもの権利条約<BR>5. 生を養う時代の教育――well-being<BR>6. 少子化社会と教育<BR>7. 人口動態統計の歴史的国際的比較<BR>8. 出産行動と子ども観<BR>9. 近代家族の行方<BR>10.「我が子」意識と「社会の子ども」<BR>11. エンジェル・プラン――教育福祉の時代<BR>12. ライフ・サイクルの変容<BR>13. ライフサイクル間関係の再構築<BR>14. 生・老・病・死と教育<BR>15. まとめ