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授業科目名 保育内容(人間関係)
時間割番号 160467
担当教員名 秋山 麻実
開講学期・曜日・時限 前期・金・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
幼児は様々な人間関係の中で自己形成をしていく。園生活の中で子どもたちが、互いに必要な存在であるという認識を深めていく道筋を学び、一人ひとりを生かしながら、人と関わる力を育てるような保育について学んでいく。とりわけ、幼児が、自己の身体や気持ち、他者の存在、モノの存在を日々発見していくときに、世界との関わり方を豊かに学んでいくことのできるような保育のあり方について考える。<BR>一方で、保育のカリキュラムにおいて、人間関係がどのように位置付けられてきているのか、また、子育て支援の推進や保育対象児の拡大といった流れのなかで、保育者や保護者といった大人同士の関係をどのように考えていったらよいのかという点についても、考察していきたい。
<到達目標>
発達過程のなかで、「自分」や「他者」がどのように位置づいていくのかを理解する。発達特性として理解するだけでなく、日常生活をどのように豊かにすることが、人間関係の形成にとっても重要となるのかを理解する。
<授業の方法>
講義形式を中心とする。随時ディスカッションを取り入れる、また幼稚園における観察も行う予定である。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %保育を豊かにするという観点からレポート作成をしているか 
2受講態度 30  %授業に11回以上出席することが単位取得の条件となる 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
保育において、人間関係は円滑であることが目標というわけではない。乳幼児の発達段階に応じて、必要な体験としての人間関係と保育内容・活動内容との関係を学んで欲しい。
<テキスト>
  1. 必要に応じて、授業時にプリントを配布する。
<参考書>
  1. 授業時に紹介する。
<授業計画の概要>
1.ガイダンス<BR>2.幼稚園教育要領と保育所保育指針(1)〜課題・問題点。「教育」「保育」「養育」<BR>3.幼稚園教育要領と保育所保育指針(2)〜「遊び」と「学び」<BR>4.幼稚園教育要領と保育所保育指針(3)〜「保育者中心主義」と「子ども中心主義」<BR>5.3歳未満児の発達と人・モノ・世界との出会い(1)<BR>6.3歳未満児の発達と人・モノ・世界との出会い(2)<BR>7.3歳未満児の発達と人・モノ・世界との出会い(3)<BR>8.3歳児の発達と人・モノ・世界との出会い<BR>9.4歳児の発達と人・モノ・世界との出会い<BR>10.5歳児の発達と人・モノ・世界との出会い<BR>11.保育のふり返りの意義<BR>12.「関係」をつくるカリキュラム〜子どもと子ども〜<BR>13.「関係」をつくるカリキュラム〜保育者と子ども〜<BR>14.「関係」をつくる〜保育者と保護者〜<BR>15.人との出会いと保育環境<BR>※中途で1〜2回の附属幼稚園見学を予定している。