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授業科目名 読書と豊かな人間性
時間割番号 101004
担当教員名 岩永 正史
開講学期・曜日・時限 後期・火・V 単位数 2
<対象学生>
3.4年次生
<授業の目的および概要>
 読書という社会文化的な行為を獲得することを、ひとつの人間性の開花ととらえ、それに関わる問題点や支援の方法を考える。
<到達目標>
読書に対する多様な見方とその指導法の獲得をめざす。
<授業の方法>
講義、実習(絵本の読み聞かせ、紙芝居、本の制作、ブックトークなど)
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %レポート内容への受講内容の反映 
2受講態度 25  %授業中に対する感想・質問などの記入 
3発表/表現等 25  %絵本の読み聞かせなどの実習への取り組み 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1.  
<参考書>
  1. 授業中に指示する
<授業計画の概要>
1.戦後日本の児童文化史を概観、特に昭和20年代後半から30年代に起こった「悪書追放運動」を検討し、児童文化と大人の価値観、読書の意義と目的、読書習慣形成について考察する。<BR>2.児童の文章理解研究の成果を概観し、読書によって児童に形成される能力、心情、生活態度について考察する。特に、情報化社会の影の部分(児童のテクノ依存症など)を回避するための読書の有効性に触れる。また、それらを踏まえて、発達段階に応じた読書のあり方と図書の選定、その指導などについて明らかにする。<BR>3.読書の指導法(読み聞かせ、ストーリーテリング、ブックトーク)について実演、実習も交えつつ具体的に明らかにする。<BR>4.家庭、地域、公共図書館と児童の読書生活について、甲府市に見られる地域文庫活動(一般家庭の一部を解放して行われる小さな図書館活動)を取り上げ考察する。