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授業科目名 こころの健康づくり
分類・系統健康福祉 心身・芸術系
時間割番号 063656
担当教員名 伊藤 美佳
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
受講生は30名を限度とします。
<授業の目的および概要>
コミュニケーションに関する知識や理解を深め、またコミュニケーションスキルアップを図ります。人間関係づくりについて具体的・体験的に学習することを目的とします。講義では自分自身のものの見方・考え方を捉えながらの自己理解を深めていきます。またグループワークを通しての他者理解を深め、相対的な視点に立った自己への気づきを促すことを目指します。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1 知識と視野青年期は社会に出ていく一歩手前の自己形成の時期にあたります。自分という土台づくりの時期とも言えます。自分をみつめ、また他者との関係について広く考え、体験から学びを得られるよう努めます。
2 能力と技能コミュニケーションスキルを身につけることや自分自身のこころの健康予防・増進のためのスキルアップを図ります。将来対人援助職に就きたい方や教員志望の方にとっては、その手法を得る機会になるような講義内容を構成します。
3人間性と倫理性価値観が多様化している社会において、自分と異なる他者に対して寛容になっていくことが必要となります。しかしこれは言葉で言うほどたやすくありません。自分を知るだけではなく、生きることや他者と共に生きることなど講義を通して学びを深めることが可能となるよう心がけます。
<授業の方法>
授業は個人ワーク・グループワークを中心に行います。<BR>講義に必要な資料は講師が用意します。学生は初回より自分のペンネームを決め、毎回ひと言メッセージを書き記し、受講学生全体で共有していきます。また講師からテーマを決めてのレポート提出が講義途中に含まれます。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:中間期 10  %レポート講義で学びえたことを含めてのレポートとなります。 
2小テスト/レポート 20  %提出を課します。自分の考えを述べているかどうかをみます。 
3受講態度 50  %主体的に取り組む姿勢をみていきます。 
4発表/表現等 20  %参加者全体でのコミュニケーションを技法として取り入れますので自己表現がなされているかをみていきます。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
講義を受けるという受身の姿勢ではなく、能動的に参加する講義となります。学年や学部の垣根を越えたつながりを形成することも目的です。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
受講生からの意見や要望を反映させ、内容を変更することがあります。予定としては以下の項目に関して進めていきます。<BR><BR>1.自分について   個人ワーク:東大式エゴグラム<質問紙>を用いての自己理解<BR>2.自分について   個人ワーク:イメージ描画を用いての自己理解<BR>3.自己概念について 個人ワークとグループでの共有 <BR>4.価値観について  <BR>  グループワーク「クルーザー物語」 お互いの価値観の異なりへの気づきを促し、すり合わせをしていく機会を提供する <BR>5.語り場<自己理解・他者理解を促進する場>希望テーマを決めグループ内でシェア<BR>6.自分の考え方のクセをみつけよう(認知行動療法について)<BR>7.人が人を理解することについて 伝え方・きき方について学ぶ<BR>8.効果的なコミュニケーション(アサーション)をめざして<BR>9.コミュニケーションのしくみについて<BR>10.語り場<自己理解・他者理解を促進する場>希望テーマを決めグループ内でシェア<BR>11.発達段階における青年期について <BR>12. ストレスとそのセルフマネジメントについて<BR>13.感情への理解 感情調整について<BR>14.語り場<自己理解・他者理解を促進する場>希望テーマを決めグループ内でシェア<BR>15.総括評価・まとめ:自分への気づきや他者への気づきを促しながら対人関係へのヒントにつなげていくことを目標<BR>  としています。東大式エゴグラム・イメージ描画を再び行う中、目標が達成できたか、自分の変化について確認していきます。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。