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授業科目名 光る分子の科学
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 063463
担当教員名 佃 俊明
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
「21世紀は光の世紀」である。近年、太陽電池をはじめとした光(太陽光)を利用したエネルギー変換・貯蔵や、省エネルギーの照明、ディスプレイ開発が進められている。<BR>この講義では発光を示す化合物に焦点を当て、分子が発光する仕組みや分光法について科学的に理解すると共に、工業製品などへの応用の面から、この「光の世紀」にどのように寄与できるかを考えていく。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野発光を示す化合物を通じて、身近にある発光体の発光メカニズムについて理解し、また発光性化合物の工業的重要性について考える。
2 能力と技能光とエネルギーの関係や分光法による測定原理について理解を深める。
<授業の方法>
主にスライドを用いて講義を進めていくが、理解を深めるために随時演示実験を交える。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 35  %論述式の試験を行ない、授業内容の理解度を評価します。 
2小テスト/レポート 40  %講義後に数回、レポート提出をしてもらい、授業内容の理解度を評価します。 
3受講態度 25  %授業への参加態度を評価します。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「発光」というと身構えてしまうかもしれませんが、「蛍の光」や「ペンライト」に魅せられる人は多いと思います。そこを出発点に「なぜ光るのだろう?」という少しの疑問を持って講義に臨んでもらえればと思います。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 長村利彦, 化学者のための光化学, 講談社, ISBN:4061543679
<授業計画の概要>
第01回 プロローグ 〜発光とは何か<BR>第02回 光とエネルギー<BR>第03回 発光のメカニズム 〜蛍光とりん光<BR>第04回 化学発光 〜蛍の光とルミノール反応<BR>第05回 物理発光<BR>第06回 発光の測定I 〜分光学<BR>第07回 発光の測定II 〜発光寿命と量子収率<BR>第08回 有機物の発光 <BR>第09回 金属錯体の発光I 〜電子の動きと発光の関係<BR>第10回 金属錯体の発光II 〜りん光発光材料へのプロセス<BR>第11回 金属錯体の発光III 〜構造による発光色のコントロール<BR>第12回 発光性クロミズム 〜物理刺激で発光色を変える<BR>第13回 発光を利用した工業製品I 〜有機EL<BR>第14回 発光を利用した工業製品II 〜レーザー、蓄光材料<BR>第15回 まとめ