授業科目名
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人間と機械
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分類・系統 | |
時間割番号
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063424
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担当教員名
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本田 建/北村 敏也/平 晋一郎/萩原 親作
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開講学期・曜日・時限
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後期・火・I
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単位数
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2
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<対象学生>
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全学生対象、但し、「053028人間と機械そしてロボット」の単位取得者は履修できません。
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<授業の目的および概要>
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人類と機械技術のかかわりについて機械やそれに使用する材料に関する発達の歴史を含めて概観する。新材料や新製品開発の過程についてエピソードを紹介しながら観察や考察の重要性について解説する。さらに人間と機械の違いについて論じるとともに、ものづくりに対する試行方法やその方法論について、具体的な例をあげて説明する。<BR> 情報技術革命をもたらしたとして、集積回路の発明にたいして2000年のノーベル物理学賞が与えられた。知能機械・情報機器を担う精密・超微細加工技術について、過去・現在・未来を考えたい。我々は何をめざしていて、そのために何が必要なのであろうか。<BR> 人類社会が高度化するとともに様々な技術が開発されている。しかしこれらの技術には人類に恩恵を与える一方で様々な社会問題を引き起こす場合もある。騒音と振動を例に機械技術と人間の有り方について考える。<BR>
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 技術者として、人間と機械のかかわりに関する視野を拡大する。 |
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<授業の方法>
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オムニバス方式で授業を行う。授業時間に各教員が中間試験(小テスト/レポートの場合もある)を行うので、教員の指示をよく聞くこと。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 20 % | 授業理解度、文書表現力 | 2 | 小テスト/レポート | 60 % | 授業理解度、文書表現力 | 3 | 受講態度 | 20 % | 学習態度等 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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自分たちが勉強する狭い専門分野に閉じこもることなく、広い視野で現代社会と機械技術文明の関係を考えるようになることを期待する。<BR> 平常時の受講態度を評価する。
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<テキスト>
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- 資料を配布する場合がある。
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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本田建<BR> 21世紀の機械はどうなるかを考えるために、まず機械の発達の歴史を学ぶ。具体的な例として、青色発光ダイオードや最前線のマシンやロボットについて考える。<BR><BR>第1回目 機械の歴史(〜17世紀)<BR>第2回目 機械の歴史(〜20世紀)<BR>第3回目 技術開発の過程について(青色LEDの開発)<BR>第4回目 21世紀の機械とは(最先端の医療機器およびロボットについて)<BR><BR>北村敏也<BR> 人と音・騒音の関わりについて・機械産業の歴史と環境問題(特に騒音影響)・失敗について、特に新幹線の開発を例にとって解説する。(内容について変更になることもある)<BR>第5回 音と人のかかわり・騒音<BR>第6回 日本の高速列車の歴史と騒音問題<BR>第7回 新幹線の静粛技術<BR>第8回 機械により不幸にならないために(失敗学)<BR><BR>萩原親作<BR>第9回 身の回りにある超精密加工技術<BR>第10回 技能オリンピック世界大会、長野技能全国大会の紹介<BR>第11回 高度熟練技能の現場、国際工作機械見本市からの先端工作機械の紹介<BR><BR>平晋一郎<BR> さまざまな工作機械や工具、加工方法、材料などについて解説する。また、工学部附属ものづくり教育実践センターの施設を見学する。<BR>第12回 人間と機械、材料と道具の変遷など<BR>第13回 さまざまな工作機械と加工<BR>第14回 工学部附属ものづくり教育実践センターの施設見学<BR><BR>第15回 総括評価・まとめ
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《機械システム工学科機械デザインコース》 | (A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける. | ○ | 《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》 | (A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する | ○ | 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ | 《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
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