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授業科目名 スペイン語初級II
時間割番号 062402 B
担当教員名 渡邉 暁
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
工(機電コ情先)・医
<授業の目的および概要>
スペイン語の基礎を学びます。引き続き初等文法を学びながら、様々な単語を覚え、少しでも読んだり書いたり、あるいは会話や聞き取りをしたり、といったことができるようになるのが目標です。後期は様々な新しい話が出てきますが、特に重視するのは、スペイン語独自の様々な表現です。例えば「私はブドウが好き」という代わりに、スペイン語では「ブドウは私に好かれている」といいます。そんな表現方法の違いを通して、言語による表現の違いを学んでもらいたいと思います。後期の最後には、現在完了形を勉強します。スペイン語には実は現在形以外にも様々な時制があるのですが、その時制の体系の一端に触れることで、ヨーロッパ系言語における時間のとらえ方を考えてみたいと思います。<BR>もちろん前期同様、広大なスペイン語の世界について、語学そのものと同時に学んでもらうことも、授業の大きな目標になります。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1 知識と視野スペイン語はスペインだけでなく、中南米の多くの国で話されています。そうした国々について知ることは、ことばを学ぶにあたってのモチベーションを高めるだけでなく、皆さんの視野を広げてくれるでしょう。この授業ではスペイン語と同時に、スペインやラテンアメリカの国々について、学んでもらうことを目標としています。
2能力と技能外国語を学ぶのは大変な作業ですが、それだけ何かが言えたり、聞き取れたり、知っている単語を見かけたりしたときの喜びも大きいものです。授業では基本的な文法を学ぶことが中心になりますが、そうした基礎があってこそ、会話や聞き取りもできるようになります。我慢強くスペイン語の基本を学んでいきましょう。
3 人間性と倫理性ラテンアメリカの多くの国々は、発展途上国と言われていますが、実際、スペイン語圏の国々は貧困や格差など、多くの問題を抱えています。授業ではこうした国々の状況についても話をしていく予定です。皆さんには、そんな世界の現状について考えていってほしいと思いますし、その過程で色々なことを考えてもらいたいと思います。
<授業の方法>
スペイン語文法の習得を軸にしながら、スペイン語圏を舞台とした映画や、会話シーンの多い旅番組などを使って、スペイン語の音の響きに慣れてもらいたいと思います。二回に一度程度の小テストを利用して、やったことを少しずつ覚えていってください。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %学期末に総括評価を行う。 
2試験:中間期 10  %小テストと同様、普段の勉強の成果を確認する。 
3小テスト/レポート 20  %2回に1度程度の割合で復習の小テストを行う。 
4受講態度 20  %欠席すると遅れを取り戻すのは大変です。特別の事情がない限り必ず出席すること。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
スペイン語は今年度から設置された新科目です。学生の皆さんとの対話を大事にしながら、授業を進めていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。後期は内容も少し難しくなりますが、きちんと復習をしていれば、自分でも気づかないうちに少しずつスペイン語が身についていくはずです。学期が終わったときにそれが実感できるよう、普段の勉強を大切にしてください。
<テキスト>
  1. J.・マロト, スペイン語12課, 白水社, ISBN:978-4-560-01656-5
<参考書>
  1. 辞書は簡単なものでいいので、必ず入手するようにしてください。また、授業中にいろいろな参考書を紹介したいと思っています。
<授業計画の概要>
第1回 前期の復習と規則動詞その1<BR>第2回 規則動詞その2<BR>第3回 規則動詞その3・前置詞と疑問詞<BR>第4回 不規則活用の動詞とその使い方1(querer = 〜したい、等)<BR>第5回 不規則活用の動詞とその使い方2(poder = 〜できる、等)<BR>第6回 不規則活用の動詞とその使い方3(ir + a =これから〜するつもり、等)<BR>第7回 中間テスト<BR>第8回 語彙を増やすための練習<BR>第9回 スペイン語独特のものの言い方1(gustar = 〜が好き)<BR>第10回 目的格や所有格の代名詞<BR>第11回 スペイン語独特のものの言い方2(levantarse: 起きる=自分自身を起こす)<BR>第12回 スペイン語独特のものの言い方3(再帰動詞の続き)<BR>第13回 スペイン語と様々な時制(現在完了)<BR>第14回 後期の総まとめ<BR>第15回 総括評価