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授業科目名 ドイツ語初級I
時間割番号 062101 H
担当教員名 工藤 眞一
開講学期・曜日・時限 前期・水・I 単位数 2
<対象学生>
工(機電コ情先)・医
<授業の目的および概要>
 本演習では、授業科目「ドイツ語初級」の講義内容に基づき、基本的な文法事項を中心に、着実にドイツ語力を身に付ける。ドイツ語の学習を通して、市民としてのグローバルな知識と、ローカルな実践力を習得する。<BR><BR> ドイツ語の文法はきわめて合理的、論理的に組み立てられています。発音も例外が少なく規則的です。こうした文法上のいろいろな規則を合理的な順序に従って学びながら、ドイツの社会や現代生活のいろいろな側面にも触れられるような授業となるように計画しています。   <BR> 大学で二つめの外国語を学ぶことは、言葉というものについての知識を一層幅広いものにするのみならず、物事を複眼的に眺める批判的精神を培う上にも有益な刺激を与えてくれるはずです。<BR> 近年、「異文化理解」という言葉を耳にする機会が増えてきたように感じますが、その言葉の背景には、自国をも含む広範な文化現象全般に対する様々な視点が含まれていると思われます。この時間ではその意味からも、特に「日本におけるドイツ」、「ドイツにおける日本」という視点に立った授業も進めていきたいと考えています。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野ドイツ文化について知識を深め、広く世界に視野を広げる。
2 能力と技能ドイツ語によるコミュニケーション能力を涵養する。
3 人間性と倫理性生きることの意味について深く考察し、倫理性を養う。
<授業の方法>
授業は、本学独自に研究開発した教材を、全学共通で使用する。読本部分と文法解説部分、練習部分からなる。文法の新出項目を中心にリーダーを読み込み、練習問題に取り組む。<BR><BR>シラバスに従って、毎回ごとの授業計画に沿ったテキストの総合的な予習と復習。特に課ごとの単語は最低、授業出席前に調べておくこと。<BR><BR>辞書を忘れないこと。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業理解度 
2小テスト/レポート 10  %テキスト関連 
3受講態度 20  %3分の2の出席をもって履修したとみなす 
4発表/表現等 30  %知的好奇心と探求力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
言語の学習は、1)背景となる自然、文化、社会の知識とその知識を得るための技術の訓練、2)言語構造の知識とその知識を得るための技術の訓練、3)言語運用(「聞く」「話す」「読む」「書く」)の知識ととその知識を得るための技術の訓練、4)言語運用の技術の訓練、5)語られる内容を理解するための知識とその知識を得るための技術の訓練、6)語られることをその語る人全体から理解するための心理的知識とその知識を得るための技術の訓練、7)言語を人々が争い、分裂し、滅びへと向かう方向に用いるのではなく、協力し、融和し、生き延びる方向へ用いるための倫理的知識とその知識を得るための技術の訓練から成り立っています。大きく知識と訓練に分かれますが、言葉を用いるとは、言葉を学習するとはどういうことかを常に自分に問いかけることを忘れないでほしいと思います。<BR><BR>以下、受講に関する具体的なメッセージを示します。<BR><BR>1) 成績評価とも関連しますが、繰り返される授業中の無自覚で迷惑な私語や目に余る遅刻などは、その対策を明確に示すつもりです。課題提出物についても、その内容をよく吟味するとともに、提出期限の厳守を求めます。<BR>2) 辞書について一言。各時間ごとに、入念に説明し、使用するので、辞書携帯を毎時間の出席の最低条件とします。辞書チェックをすることもあるかもしれません。<BR>3) また、ここ数年来目立つようになった、授業中の携帯電話、PHS等の使用については、その都度授業が中断されるばかりか、その他の出席者の迷惑にもなりますので、私の授業に関する限り、その使用を固く禁止します。<BR>4) 文法が中心となるクラスですので、ゆとりを持って、ドイツ文法の基礎が修得できるように、各課とも十分な文法事項の解説の後、総合的な練習問題によってその課全体の内容確認ができるように進めて参ります。
<テキスト>
  1. ペトラ・ブーフホルツ 他 , ベルリンは今, 郁文堂, ISBN:978-4-261-01228-6
<参考書>
  1. 郁文堂独和辞典, 郁文堂
<授業計画の概要>
(01)  ドイツ語とドイツ<BR>(02)  ドイツ語のアルファベットと発音<BR>(03)  動詞の変化<BR>(04)  フランクフルト空港にて<BR>(05)  名詞の格変化<BR>(06)  ベルリン行きの機内で<BR>(07)  前置詞、命令法、再帰代名詞<BR>(08)  ベルリン到着<BR>(09)  話法の助動詞、未来形<BR>(10)約束<BR>(11)分離・非分離動詞、過去形<BR>(12)タクシーに乗る<BR>(13)現在完了形、過去完了形<BR>(14)居住共同体<BR>(15)総括
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。