授業科目名
エンプロイアビリティ論
時間割番号
061030
担当教員名
渡辺 研次
開講学期・曜日・時限
後期・金・III
単位数
2
<対象学生>
原則として1年生を対象 100人〜120人の予定
<授業の目的および概要>
本講義は、大学卒業時の自分のエンプロイアビリティをいかに高めるかに焦点をあてる。「大学生のエンプロイアビリティ」とは、学生一人ひとりが大学生活を通じて獲得する就業能力あるいは自信である。大学生のエンプロイアビリティは、個人の資質を高めることによって高めることができ、またアカデミックな理解やジェネラルスキルを高めることによって高めることができる。この授業は、自らが就業可能性に積極的に関わるという人的資源投資の考えに立っている。授業ではグループワークと課題を通じて、主にジェネラルスキルの理解と自分でもやれそうだという自己効力感を習得する。
No 重要度 目標 詳細 1 知識と視野 自分以外の社会環境(とくに人間関係や情報や仕事上の役割)が自分の成長や能力・スキルの向上に影響を与える。対人・対情報の基礎的なスキルを身につける 2 ◎ 能力と技能 ジェネラルスキルを全体的に俯瞰し、整理することを通じて、社会が求める水準を理解する。とくに自らの行動を調整する対自己のスキルを身につける。 3 人間性と倫理性 グループワークを通じて、自己理解向上・他者理解向上をはかる。
<授業の方法>
第1回授業で、講義全体にわたるガイダンスを行う。第2回目の授業でグループ編成を行う。必ず第1,2回の授業に出席すること。授業では、毎回講義とグループワークを行う。グループワークは授業時間内にとどまらない。与えられたテーマでグループディスカションを行い、グループレポートを提出する。グループワークは、自発性・積極的な取組み・異なる意見を調整する・他者の意見をよく聴く・説明する・文章で表現する力、などのジェネラルスキルを高める機会である。参加者の貢献と努力が要求される。
<成績評価の方法>
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験:期末期 20 % 試験に代えて、課題Reportの提出 詳細は講義時に説明する 2 小テスト/レポート 20 % 授業の理解のために質問紙調査などを数回行い、建設的な意見・感想を評価する 3 受講態度 30 % 授業に出席し、講義内容を十分に理解したかどうかを評価する。 4 その他 30 % 4つのテーマについてグループワークを行い、その貢献度・役割の発揮を評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この授業は、自発的なグループワーク(6人前後を予定)に特徴がある。参加者は“For the Team”を行動理念とし、グループ組織を自分たちでつくり上げる中で多くの経験学習をする。各自の貢献意欲に期待している。テキストは用いず、講師が講義資料を毎回配付する。<BR>課題レポート用指定図書:夏目漱石『私の個人主義』講談社学術文庫,1976年
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
吉田健正, 大学生と大学院生のための レポート・論文の書き方 [第2版], ナカニシヤ出版, ISBN:4-88848-868-1
Enhancing Student Employability Co-ordination Team(2005), http://www.heacademy.ac.uk/assets/documents/employability/id116_employability_in_higher_education_336pdf (available)
<授業計画の概要>
01:全体説明<BR>02:レポート・論文のスキル<BR>03:レポート・論文のスキル<BR>04:レポート・論文のスキル<BR>05:ジェネラルスキル(総論)<BR>06:ジェネラルスキル(各論)<BR>07:対情報のスキル<BR>08:対情報のスキル<BR>09:対課題のスキル<BR>10:対課題のスキル<BR>11:対人のスキル<BR>12:対人のスキル<BR>13:対自己のスキル<BR>14:対自己のスキル<BR>15:エンプロイアビリティの測定