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授業科目名
生化学A
担当教員
大塚 稔久/宮澤 恵二
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M004301 4 1 後期
[学習目標]
我々の身体はタンパク質、核酸、糖質、脂質などの生体物質によって成り立っている。各々の物質の機能は、それらの化学的・物理学的性質により説明できる例が多い。また、各々の生体反応において、反応の特異性は厳密に規定されており、反応の進行も巧みに調節されている。生体反応における特異性と調節機構の理解も目標のひとつである。この両者の破綻は生体を病的な状態に追いやる。生体内の反応は膨大な数にのぼるが、使われている原理には共通したものが多い。通年の講義をとおして、生命現象を読み解くことのできる力を養う事が目標である。
[授業計画
金曜日 1・2限<BR>10月14日	 1 生化学と医学(1)(1大塚)<BR>		 2 生化学と医学(2)(2宮澤)<BR>10月21日	 3 アミノ酸とペプチド(1加藤)<BR>		 4 タンパク質:一次構造、高次構造(1加藤)<BR>11月 4日	 5 タンパク質:ヘモグロビン(1加藤)<BR>                 6 酵素:基本概念と反応速度論作用機構(1加藤)<BR>11月11日	 7 酵素:触媒の分子機構(1加藤)<BR>                 8 酵素:活性の調節機構(1加藤)<BR>11月18日	 9 DNA、RNAと遺伝情報の流れ(1馬淵)<BR>		10 DNA複製・組換え・修復(1)(1馬淵)<BR><BR>金曜日 3・4限<BR>11月25日	11 DNA複製・組換え・修復(2)(1馬淵)<BR>		12 RNAの合成とプロセシング(2齋藤)<BR>12月 2日	13 タンパク質合成(2望月)<BR>		14 タンパク質の高次構造形成と輸送(2望月)<BR>12月 9日	15 遺伝子発現の制御(2宮澤)<BR>		16 遺伝子とゲノムの探究(1)(1大塚)<BR>12月16日	17 (分子生物学会のため休講)<BR>		18 (分子生物学会のため休講)<BR> 1月 6日	19 遺伝子とゲノムの探究(2)(2宮澤)<BR>		20 糖質(2宮澤)<BR> 1月20日	21 脂質(2宮澤)<BR>                22 複合糖質(2宮澤)<BR>1月27日	23 細胞膜と膜タンパク質(2宮澤))		<BR>                24 シグナル伝達経路(1)(2宮澤)<BR> 2月 3日	25 シグナル伝達経路(2)(2宮澤)<BR>		26 薬の開発(2宮澤)
[到達目標]
1) 生体物質の特性、構造と機能の理解<BR>2)生体反応の特異性と調節機構の理解<BR>3)講義で得た知識を応用して、生命現象を説明する力を身につける
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 95  %授業理解度 
2小テスト/レポート課題 5  %思考力(講義で説明した原理を応用して、現象を説明する力) 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. ストライヤー生化学, 東京化学同人, ISBN:9784807906833
  2. ヴォート 生化学 上下, 東京化学同人, ISBN:4807906070&9