山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
分子組織学
担当教員
大野 伸一
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M004272 6 2 通期
[学習目標]
(A)一般目標<BR> 臨床医学及び基礎医学を学ぶためには、その基礎として必要な正常な人体の構造と機能に関する知識を習得させる。<BR>(B)行動目標<BR>1)知  識<BR> 人体各臓器がどのような組織で構成されているかをその機能と関連づけて説明できるように指導する。<BR>2)技  能<BR> 解剖学講座分子組織学教室は、2年次生に対しては解剖学教育のうちで前半期には主に顕微解剖学(組織学)を分担し、さらに後半期には肉眼解剖学のうちで中枢神経解剖学を分担する。<BR>3)態  度<BR> 医学領域の中でも、特に形態学的知識より医科学的思考ができるように指導し、将来医師や医学者として社会の要請に対応できるような素養を身につけさせる。
[授業計画
講義及び実習内容<BR><2年次生><BR> 4月15日(金)組織学研究法  実習:細胞、核        2コマ 大野<BR> 4月22日(金)電顕組織学   実習:細胞小器官       2コマ 大野<BR> 5月 6日(金)上皮組織    実習:単層上皮、多列上皮他/<BR>                    管状腺、胞状腺他    2コマ 寺田<BR> 5月13日(金)結合組織I   実習:結合組織、細網組織、<BR>                    軟骨組織        2コマ 大野<BR> 5月20日(金)結合組織II   実習:骨組織/血液、リンパ  2コマ 大野<BR> 5月27日(金)神経組織    実習:神経細胞、神経線維他  2コマ 寺田<BR> 6月 3日(金)筋組織     実習:平滑筋、骨格筋、心筋他 2コマ 齊藤<BR> 6月10日(金)組織学総論実習試験              2コマ 全員<BR> 6月17日(金)男性生殖器   実習:精巣、精巣上体他    2コマ 大野<BR> 6月24日(金)女性生殖器   実習:卵巣、卵管、子宮他   2コマ 大野<BR> 7月 1日(金)内分泌器    実習:下垂体、松果体/<BR>                    甲状腺、上皮小体他   2コマ 寺田<BR> 9月16日(金)組織学総論、各論中間筆記試験         2コマ 全員<BR>10月 4日(火)呼吸器系    実習:鼻腔、喉頭、気管他   2コマ 大野<BR>10月11日(火)平衡聴覚器、  実習:平衡聴覚器/皮膚、毛他 <BR>         皮膚                     2コマ 藤井<BR>10月18日(火)消化器系I   実習:口腔、唾液腺、歯、<BR>                    咽頭、食道、胃     2コマ 寺田<BR>10月25日(火)消化器系II   実習:小腸、大腸、肝臓、膵臓 2コマ 寺田<BR>11月 1日(火)造血・免疫系、 実習:骨髄、リンパ節、脾臓他/<BR>         心脈管系       動脈、静脈、心臓他   2コマ 寺田<BR>11月 8日(火)泌尿器系    実習:腎臓、尿管、膀胱他   2コマ 大野<BR>11月15日(火)視覚器、神経系 実習:眼球/大脳、小脳他   2コマ 寺田<BR>11月22日(火)組織学各論実習試験              2コマ 全員<BR><BR>11月29日(火)神経解剖学緒論、実習:脳出し、脳の概観、クモ膜と軟膜、<BR>         髄膜と血管      脳の血管、脳神経の根  2コマ 大野<BR>12月 6日(火)中脳      実習:脳幹の外面、小脳    2コマ 大野 <BR>12月13日(火)橋と第四脳室  実習:第四脳室、延髄と橋   2コマ 大野<BR>12月15日(木)小脳      実習:脳幹と小脳の横断面、<BR>                    組織標本        2コマ 寺田<BR>12月16日(金)延髄      実習:大脳切半と第3脳室   2コマ 寺田、森泉<BR> 1月10日(火)間脳と第三脳室 実習:大脳皮質、嗅脳とその付近2コマ 寺田、内田<BR> 1月12日(木)終脳と側脳室  実習:大脳の連合線維とレンズ核、      <BR>                    側脳室と尾状核     2コマ 大野<BR> 1月13日(金)脊髄・伝達路  実習:間脳、大脳と間脳の断面 2コマ 寺田<BR> 1月31日(火)中枢神経解剖実習試験             2コマ 全員<BR> 2月 7日(火)組織学総論・各論、中枢神経解剖筆記試験    2コマ 全員<BR>                              計60コマ
[到達目標]
(1)人体内臓器の位置と形態を図示できる。<BR>(2)各臓器の特徴を説明できる。<BR>(3)各臓器の構造と機能との関連性を説明できる。<BR>(4)光顕および電顕組織細胞学的特徴を図示できる。<BR>(5)正常組織像から病的組織像を推察できる。<BR>(6)病気の症状と臓器との関連性を推察できる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %授業理解力、自発的勉学、論理的思考能力、問題設定/解決能力:以上を考慮して組織学総論・各論および中枢神経解剖学の筆記試験を行なう。 
2試験:中間期 20  %知的好奇心と探求力、観察力:以上を考慮して組織学総論・各論実習の口頭試験と中枢神経肉眼解剖学の試験を行なう。また組織学総論の到達度をチェックするために筆記中間試験を行なう。 
3小テスト/レポート課題 20  %日常的勉学努力、観察力:以上を考慮して毎回の顕微鏡観察実習時にスケッチ提出と各授業テーマ毎のレポート提出を行なう。これに評価点を与える。 
[教科書]
  1. 機能を中心とした 図説組織学 第5版, 医学書院, ISBN:9784260006965,
    (2年次生)

  2. 神経解剖学, 朝倉書店, ISBN:4254310242,
    (2年次生)

  3. 解剖実習の手びき, 南山堂, ISBN:4525103116,
    (2年次生)
[参考書]
(未登録)