授業科目名
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授業創造の心理学
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時間割番号
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550004
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担当教員名
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進藤 聡彦/堀 哲夫/中村 享史
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開講学期・曜日・時限
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後期・金・III-IV
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単位数
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2
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<対象学生>
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教育実践創成専攻 1・2年生
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<授業の目的および概要>
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現在の教科教育において、学習意欲の喚起と学力の向上が課題となっている。本来、学力と学習意欲は不可分なものであり、知識が学習者の認知構造に沿ったものであれば、学力は定着すると共に、学習に対する内発的動機も高まる。この授業では認知のメカニズムや動機のメカニズムに関する心理学の知見に基づき、具体的に教科の内容を取り上げて、学習意欲を喚起し、学力の定着が図られるような学習指導案の作成を試みる。また、受講者が実際の教室で実践した授業について参加者で検討を加える。
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<到達目標>
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【ストレートマスター】<BR> 具体的な教材について学習者の認識の深化と内発的動機の喚起が図られるような授業を創造できる実践的能力を備え、将来の授業研究の中核としての活躍できる資質を獲得する。<BR>【現職教員】<BR> これまでの授業実践を認知や動機のメカニズムの観点から相対化し、授業の創造に関する理論化を図ることによって、幅広い応用力をもって学校における授業研究のリーダーとして活躍できる能力を獲得する。
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<授業の方法>
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前半部では講義を中心とするが、後半部の授業実践に基づく授業の適否の検討では演習方式を取り入れる。受講に際しては、協働学習の観点から参加者が相互に有効な人的資源となれるように主体的に授業に参加することが求められる。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 60 % | 授業で取り上げられた内容をどの程度自分のものとして消化し、自らの考えを確立したかの観点から評価する。 | 2 | 発表/表現等 | 20 % | 授業で取り上げられた内容をどの程度自分のものとして消化し、自らの考えを確立したかの観点から評価する。 | 3 | その他 | 20 % | 出席回数を点数化し、評価する。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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特になし
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<テキスト>
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- 授業担当者の作成による資料をテキストとして用いる。
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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第6回までは教授学習心理学の理論的内容について講義を中心に進める。第7〜10回では心理学の知見を取り入れながら具体的に授業案を作成し、その適否について討論を行う。第11〜15回は受講者自身の行った授業実践についてその検証を行う。<BR><BR>1 教科学習の理解と記憶のメカニズム(進藤・堀・中村)<BR>2 動機理論からみた教科学習における動機のメカニズム(進藤・堀・中村)<BR>3 認知のメカニズムに即した学習の授業の構成(進藤・堀・中村)<BR>4 学習意欲を喚起する授業の条件(進藤・堀・中村)<BR>5 学力の規定因としてのメタ認知とその育成(進藤・堀・中村)<BR>6 授業の構成とその検証法(進藤・堀・中村)<BR>7 授業実践にみる算数・数学の教授・学習過程の実際(進藤・堀・中村)<BR>8 授業実践にみる理科の教授・学習過程の実際(進藤・堀・中村)<BR>9 授業実践にみる社会科の教授・学習過程の実際(進藤・堀・中村)<BR>10 授業実践にみる国語の教授・学習過程の実際(進藤・堀・中村)<BR>11 心理学の知見を生かした算数・数学の授業の創造(進藤・堀・中村)<BR>12 心理学の知見を生かした理科の授業の創造(進藤・堀・中村)<BR>13 心理学の知見を生かした社会科の授業の創造(進藤・堀・中村)<BR>14 心理学の知見を生かした国語の授業の創造(進藤・堀・中村)<BR>15 授業の総括 (進藤・堀・中村)
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