授業科目名
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物理学特論演習I
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時間割番号
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544062
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担当教員名
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長島 礼人
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開講学期・曜日・時限
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後期・月・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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(未登録)
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<授業の目的および概要>
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高速に加速した電子線を使って,結晶表面で生じる様々な現象を観察する手法について学び,実際に体験してもらいます.また,実験データを元に,表面構造を解析する計算手法について詳しく説明し,計算プログラムの雛形を実際に作成してもらいます.これに先立ち,散乱問題を量子力学で取り扱うオーソドックスな方法について講義を行います.
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<到達目標>
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超高真空を利用した実験技術を習得する.電子の散乱問題をコンピュータを用いて計算できるようになる.
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<授業の方法>
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講義と演習
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | その他 | 100 % | (1)プログラムを作成するための前提となる物理学に関する知識を備えたか(2) プログラム言語の使用に習熟したか(3) 実際に作成したプログラムは間違いなく動作するか(4) 実験には積極的に参加したか以上を評価基準とします. |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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前期に開講する「物理学特論I」を既習であること.
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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上記項目の1は,反射高速電子回折法の概要を説明したのち,実際に観察実験を体験してもらいます.項目2-9は講義形式.項目10-12は毎回,設定された課題を実現するためのプログラムを受講生各自が作成し,それが正常に動作するか検討します.項目13と14の実験は,丸一日拘束することになります.実施日は相談の上,決定します。<BR><BR> 1. 反射高速電子回折法<BR> 2. 波束の時間発展<BR> 3. 微分散乱断面積<BR> 4. 中心力場における部分波展開<BR> 5. グリーン関数法とボルン近似(1)<BR> 6. グリーン関数法とボルン近似(2)<BR> 7. マルチスライス法(1)<BR> 8. マルチスライス法(2)<BR> 9. 原子散乱因子と結晶ポテンシャル<BR>10. プログラミング演習(1)<BR>11. プログラミング演習(2)<BR>12. プログラミング演習(3)<BR>13. 実験:結晶表面観察(1)<BR>14. 実験:結晶表面観察(2)15.<BR>15. 評価:総括・まとめ
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