授業科目名	物理学特論II
時間割番号	533203
担当教員名	山下　和之
開講学期・曜日・時限	前期・水・II	単位数	2
＜対象学生＞
主に１年生
＜授業の目的および概要＞
物理学の理論的研究における数値計算法について、流体、重力、粒子加速、磁性に関する代表的手法を紹介する。それらの解法の適用条件や長所、短所について理解するだけにとどまらず、入力データから出力データまでのデータの流れや計算プログラムの概略を記述できるようになることを目標とする。
＜到達目標＞
物理学の数値計算法に関して論じることができるようになること。
＜授業の方法＞
講義
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 小テスト／レポート課題  100  % レポートの内容・論理的構成
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
(未登録)
＜テキスト＞
(未登録)
＜参考書＞
(未登録)
＜授業計画の概要＞
板書とプリントを用いて通常の講義の形式で進める。<BR><BR>１ 微分方程式の差分化と精度、安定性<BR>２ 時間発展の陽解法と陰解法、Leap Frog 法<BR>３ 流体力学の基礎方程式<BR>４ 衝撃波管問題<BR>５ Roe 法による流体計算法<BR>６ 流体計算の高次精度化<BR>７ 流体計算の３次元空間における処理法<BR>８ 直接法による重力計算<BR>９ Particle Mesh 法による重力計算<BR>10 Tree 法による重力計算<BR>11 粒子加速のメカニズム<BR>12 粒子加速の Stochastic Differential Equation 法<BR>13 磁性体の Ising モデル<BR>14 焼き鈍し法による基底状態探索<BR>15 コンピュータの処理機構、性能と解法の選択