授業科目名
|
法学特論演習IIA
|
時間割番号
|
531418A
|
担当教員名
|
藤原 真史
|
開講学期・曜日・時限
|
後期・金・III
|
単位数
|
2
|
<対象学生>
|
(未登録)
|
<授業の目的および概要>
|
わが国の行政活動のあり方に関する近年のさまざまな改革では、新たな制度の設計にアメリカ行政法が一定の理論的影響を及ぼしてきた。本演習では、パブリックインボルブメントやパブリックコメントあるいは情報公開など、いくつかの切り口からアメリカ行政法に関する内外の文献を読み進め、経済活動や日常生活にも直接、間接の影響を与えるこれら改革の諸相に対する考察を深める。
|
<到達目標>
|
専門的な文献を読みこなす能力を習得する。
|
<授業の方法>
|
演習形式で行う。内外の文献の輪読と討論が中心となる。
|
<成績評価の方法>
|
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 小テスト/レポート課題 | 40 % | 情報収集/整理力、論理的思考能力 | 2 | 平常点/受講態度 | 60 % | 日常的勉学努力(出席) |
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
対話と協働をモットーに、本演習が活発な議論の場となることを期待します。<BR><BR>【オフィスアワーについて】<BR> 後期授業期間中は火曜日4時限に研究室(K-313)で実施する予定です。
|
<テキスト>
|
- <参考書>北村喜宣, 行政法の実効性確保, 有斐閣, ISBN:4641130418
- <参考書>大橋洋一・斎藤誠・山本隆司, 行政法判例集 第2版, 有斐閣, ISBN:4641130140
- <参考書>常岡孝好, パブリック・コメントと参加権, 弘文堂, ISBN:4335312091
- <参考書>阿部泰隆, 行政法解釈学 1 実質的法治国家を創造する変革の法理論, 有斐閣, ISBN:4641130442
- <参考書>兼子仁・北村喜宣・出石稔(編), 政策法務事典, ぎょうせい, ISBN:4324081948
|
<参考書>
|
- 高木光・稲葉馨(編), ケースブック行政法 第3版, 弘文堂, ISBN:4335302991
- 北村喜宣, 分権改革と条例, 弘文堂, ISBN:4335312059
- 占部裕典・交告尚史・北村喜宣(編), 解釈法学と政策法学, 勁草書房, ISBN:4326450762
- 芝池義一, 行政法読本, 有斐閣
- 吉村良一・藤原猛爾・水野武夫(編), 新・環境法入門―公害から地球環境問題まで, 法律文化社, ISBN:4589030306
|
<授業計画の概要>
|
具体的な内容は受講生との対話を通して決定するが、わが国の行政活動のあり方に関する近年のさまざまな改革に影響を及ぼしてきた法制度や理論に関する内外の文献を選定のうえ、輪読、討論を行っていく。文献については、情報公開法制、行政立法手続(パブリックコメント等)、市民参加(パブリックインボルブメント)、政策評価・行政評価に関するものの中から、受講生の関心も反映しつつ選定する予定である。<BR> なお、時間が許せば適宜、関連するテーマについて研究発表の機会も設けたい。
|