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授業科目名 教育相談特論
時間割番号 510205
担当教員名 谷口 明子
開講学期・曜日・時限 前期・火・VI 単位数 2
<対象学生>
大学院1・2年生
<授業の目的および概要>
教育現場では、不登校、いじめなど学校現場で不適応をおこしている児童、生徒の増加が問題となって久しく、教育相談に対する教師の力量が求められています。本授業では教育相談における重要なテーマのひとつである「いじめ」を取り上げ,学校臨床的支援といじめ対策プログラムについて,国際比較も含め,多面的に検討していきます。
<到達目標>
1.「いじめ」についての理解を深め,教育現場におけるいじめ対策について考察する 視座を獲得すること。<BR>2.いじめ予防プログラムを批判的に検討し,今後の在り方を考案すること
<授業の方法>
 ゼミ形式で学生のプレゼンテーションを中心に学習を進めます。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %課題テーマについて論理的に思考し、自分自身の考えを適切に表現することができたか。 
2平常点/受講態度 50  %授業中に課されるプレゼンテーションの責任をはたし、ディスカッション等に積極的に参加しているか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
受動的ではなく、共に授業を創り上げる積極的参加を望みます。<BR>*オフィスアワーは火曜日4時限目に実施しています。
<テキスト>
  1. 本間友巳, いじめ臨床―歪んだ関係にどう立ち向かうか, ナカニシヤ出版, ISBN:4779502888,
    ((2008))

  2. 他授業中に指示する
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1.オリエンテーション<BR>2. いじめ臨床とは―その理解と意義―<BR>3.いじめと子どものこころ―臨床心理学的な視点から―<BR>4.「いじめはなぜいけないのか」を共有するために―関係性攻撃の概念を手がかりに―<BR>5.いじめと関連する課題<BR>   発達障害/不登校/ひきこもり<BR>6.いじめへの取り組み:スクールカウンセラーにできること<BR>7.トラウマケアとしてのいじめ対応<BR>8.集団力動と生徒の主体性回復に留意した取り組み<BR>9.高校の実践 ―教育相談担当者としての関わりから見えてくるもの―<BR>10.中学校の実践―思春期の子どもたちのこころ―<BR>11.小学校の実践―女子児童のいじめをめぐって―<BR>12.教育相談機関の実践―いじめ問題の理解,予防,対応―<BR>13.イギリスのいじめ対策<BR>14.北欧のいじめ対策<BR>15.全体のまとめ