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授業科目名
指導教員
計測物理工学特論
本田   建/渡辺 勝儀
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
417740 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
 ナノテクノロジーなどの先端技術の発展のためには、原子レベルの長さでの測定、極短時間領域での測定、微少な磁場や電流の測定など極限的な測定技術が必要なことがある。それらの測定のための技術を物理学の立場から考える。<BR> 多種多様な物理量を計測する技術および方法について講義する.力,圧力、長さ、速度,流速・流量、温度、放射線など多くの物理量を計測するいろいろなセンサーについての原理および計測技術について解説する。また、センサーからの出力信号についての信号変換について解説し,得られた信号のディジタル化の原理や方法について講義する。
[到達目標]
 上記の計測技術の知識を得た上で、物理学的に理解すること。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
 上記の技術は材料や素子などの研究開発に利用されるので、物理学的に理解しておく必要がある。
[必要知識・準備]
 力学、電磁気学、量子力学の基本、学部レベルの物理学系の実験及び機械工学系の実験を理解していることが望ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 80  %計測技術や物理的モデルの理解力、論理的思考力、数式や図及び文書の作成力を評価する 
2平常点/受講態度 20  %授業での教員との質疑応用も評価する 
[教科書]
  1. 適宜参考文献を紹介するので教科書はない。
[参考書]
  1. 適宜参考文献を紹介するので参考書はない。
[講義項目]
・各種電子顕微鏡による物質表面の測定<BR>・原子間力顕微鏡による物質表面の測定<BR>・極短時間領域の光信号の測定<BR>・微少磁場の測定<BR>・微少電流の測定<BR>・飛跡検出器の原理と測定方法<BR>・エネルギー測定の原理と方法<BR>・運動量測定の原理と方法<BR>・データ収集方法について