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授業科目名
指導教員
光量子工学特論
張本 鉄雄/金 蓮花
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
417720 2 (未登録) 1 前期 IV
[概要と目標]
光量子とは光の粒子のことである。光量子の概念に基づき作られたものが沢山あり、その一つは、レーザーと呼ばれるもので、その高出力、単色性と、高指向性等の特徴から様々な分野に応用されている。本講義では、レーザーを中心とした光量子デバイスの基本原理、基本技術及びその主な応用に関する最新の動向及び進展を把握し、光量子デバイス及びその応用研究に向けての高度な素養を身につけることを目的とする。本講義では、情報通信及び大画面テレビの分野に期待されているマイクロチップ全固体レーザーの発振、波長変換、安定化技術について解説する。また、次世代のエネルギー技術とされているレーザー核融合に関するパルスレーザー技術を取り上げ、最新の研究成果を交えて超高強度超短レーザーの波長変換や時間及び空間圧縮技術について講義する。さらに、レーザー応用として高精度の計測技術と加工技術も学ぶ。
[到達目標]
1.光量子及び高強度レーザー光科学の概念を理解できる。<BR>2.極短パルスレーザー光の発振のメカニズムを理解できる。<BR>3.極短パルスレーザー光の制御理論及び制御技術を理解できる。<BR>4.極短パルスレーザー光の計測方法を理解できる。<BR>5.大口径超高出力レーザーの制御・計測技術を理解できる。 <BR>6.超高出力レーザーと物質との相互作用のメカニズムを理解できる。 <BR>7.光量子工学の数値計算法を理解できる。<BR>8.レーザーの高精度計測への応用を理解できる。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
本講義は、情報機能システム工学専攻の機械情報システム分野の学生に主に対象するものであるが、他の専攻及び分野、特にレーザー応用に関する研究開発を行う学生にも公開する。
[必要知識・準備]
電磁気学、光学、量子エレクトロニクス
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 80  %講義内容に対する理解度と到達度 
2平常点/受講態度 10  %学習と研究の姿勢(特に研究に対する集中力) 
3発表/表現等 5  %学習と研究の積極性 
4その他 5  %研究資料の収集、整理、分析 
[教科書]
  1. 教科書は使用せず、関連する文献を使用する。
[参考書]
  1. Amnon Yariv, Optical Electronics, Saunders College Publishing 1991/05/31), ISBN:0030474442
  2. Amnon Yariv, Quantum Electronics, John Wiley & Sons Inc (1989/1/3), ISBN:0471609978
[講義項目]
1. 極限レーザーの発振<BR>2. 高強度短パルスレーザーの波長変換<BR>3. サイクルパルスレーザーの増幅<BR>4. 超広帯域レーザーの計測<BR>5. フォトニクスデバイスの設計法<BR>6. レーザーと物質との相互作用 <BR>7. 光量子工学の数値計算