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授業科目名
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指導教員
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医薬微生物探索学特論
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早川 正幸
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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414110 A | 2 | (未登録) | 1 | 後期 | 火 | V | ||||||||||||
[概要と目標] | ||||||||||||||||||
医薬微生物とは医薬品の工業生産に用いられる細菌、放線菌、カビ等の機能性微生物資源を指す。このうち放線菌は抗生物質を始め、新たな抗がん剤、免疫調節剤、代謝調節剤等の開発に広く利用されている。本講義ではまず、医薬微生物の分類(形態や生理性状、化学分類、リボゾーマルRNA塩基配列情報に基づく分子系統解析)や生態分布、また工業的利用例を総括する。次いで放線菌を中心に、医薬微生物の天然からの選択分離法、同定法、さらに遺伝子工学的手法による機能の改良(育種)に関し理論と実際を講義する。特に分離については、選択培地や試料の前処理技術等、医薬微生物を種類別に取得する各種の方法を原理を含め詳解する。また、近年著しい発展を遂げた遺伝子検出技術を用いる有用野外菌の特定法とその利用研究にも触れる。一方、目的の生理活性物質の生産性を効率よく検出するスクリーニング系の構築は重要であり、最近、細胞周期を指標とした抗腫瘍物質の検出法等、幾つかの新システムが開発された。そこでそれらの先端的手法を用いる医薬品の開発研究とその展望について講義する。 | ||||||||||||||||||
[到達目標] | ||||||||||||||||||
医薬微生物における最先端知識の習得 | ||||||||||||||||||
[専攻の目標と講義の目標との関連性] | ||||||||||||||||||
本講義では、微生物が生産する天然物を基礎とした医薬品の開発に関する基礎から応用に至る内容を講義することで、医療、健康の研究開発分野で社会に貢献可能な人材の育成を目指す。 | ||||||||||||||||||
[必要知識・準備] | ||||||||||||||||||
工業微生物学、微生物育種学に関する学部、修士課程レベルの知識 | ||||||||||||||||||
[評価基準] | ||||||||||||||||||
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[教科書] | ||||||||||||||||||
(未登録) | ||||||||||||||||||
[参考書] | ||||||||||||||||||
(未登録) | ||||||||||||||||||
[講義項目] | ||||||||||||||||||
1. 医薬微生物の分類(形態や生理性状)<BR>2. 医薬微生物の分類(化学分類)<BR>3. 医薬微生物の分類(リボゾーマルRNA塩基配列情報に基づく分子系統解析)<BR>4. 医薬微生物の生態分布<BR>5. 医薬微生物の工業的利用例<BR>6. 医薬微生物の天然からの選択分離法(概略)<BR>7. 分離株の同定法<BR>8. 変異による機能の改良<BR>9. 遺伝子工学的手法による機能の改良(育種)<BR>10.選択培地や試料の前処理技術等、医薬微生物を種類別に取得する各種の方法<BR>11.遺伝子検出技術を用いる有用野外菌の特定法とその利用研究<BR>12.目的の生理活性物質の生産性を効率よく検出するスクリーニング系<BR>13.細胞周期を指標とした抗腫瘍物質の検出法<BR>14.先端的手法を用いる医薬品の開発研究とその展望<BR>15.期末試験等 |