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授業科目名
担当教員
環境データ解析特論
下川 敏雄
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
328425 2 (未登録) 1 前期 V
[概要と目標]
統計科学は,環境科学,経営学,経済学および医学・生物学といった多くの場面で応用される,必須のツールである.そのなかでも,様々なデータに内在する構造(モデル)を摘出するための複雑な統計的接近法,多変量解析手法およびデータ・マイニング手法は,統統計的データ解析環境Rの普及により,幅広く適用されている.ただし,これらの手法の内容を理解せずに用いることは,誤った結果を導く怖れがある.<BR> 本講義では,統計的データ解析環境Rによる,実際のデータ解析を通して,多変量データに対する諸種の統計的方法を理解する.
[到達目標]
統計的データ解析の過程を理解し,統計的データ解析環境Rにより処理できることを目標とする.
[必要知識・準備]
 統計学の基礎と線形代数および微分の基本的な知識が必要になります.
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1平常点/受講態度 10  %2/3以上の出席が望まれます. 
2発表/表現等 90  %報告内容,報告資料および議論の内容により評価します. 
[教科書]
  1. 金 明哲, Rによるデータサイエンス - データ解析の基礎から最新手法まで, 森北出版, ISBN:4627096011
[参考書]
  1. B.エヴェリット, RとS-PLUSによる多変量解析, シュプリンガー・ジャパン株式会社, ISBN:4431713123
  2. 青木繁伸, Rによる統計解析, オーム社, ISBN:4274067572
[講義項目]
 講義では,教科書の輪読と発表により進めます.受講生には,教科書の一つの章の内容を参考文献などを用いて整理し,Rにより事例の解析を行って,その内容を発表してもらい,その内容を議論します.<BR>1.講義概要,分担の実施<BR>2.統計解析環境Rの基礎<BR>3〜15. 個々の手法の発表と討論<BR> 教科書には,手法の詳細な内容は記載されていないため,参考書あるいはインターネットなどを用いて内容を整理してもらいます.統計解析環境Rは,フリーソフトウェアなので各自のパソコンにインストールしていただくか,循環システム工学科のコンピュータ室にインストールされています.