山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
ナノマテリアル特論
秋津 哲也
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
327730 2 (未登録) 1 後期 II
[概要と目標]
ナノテクノロジーは広い範囲にまたがる学際的な分野である。異分野融合、ナノテクノロジーのためのバイオ・医療入門、化学・材料、物理、工学の基礎知識を紹介する。<BR>講義は非電気系学科出身者のためのアナログ電子回路製作と動作解析、周波数領域の信号解析、電磁気学、プラズマ工学統計学などを含み、最後に大気圧プラズマ技術によるナノテクノロジーを紹介する。
[到達目標]
実験のための簡単な電子回路、信号解析、電磁気学の理解と、大気圧プラズマ、有機材料のプラズマ修飾、プラズマによるナノマテリアル合成、諸学融合の対岸としての融合領域:細胞の構造と機能、有機分子、液体、固体ナノ界面、機能性分子層の形成、代表的な相互作用とその物理的起源、原子間力、近接場光学によるナノ領域の測定、表面工学と自己組織化、力学・光学物性の測定などについて説明できる
[必要知識・準備]
基礎的な電磁気、電子材料などの物性論的基礎
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1発表/表現等 100  %講義の内容に対する理解度を評価する 
[教科書]
  1. スライド資料等を電子的配布
[参考書]
  1. なし
[講義項目]
第1回ー第4回 非電気系のためのアナログ回路製作と動作解析、デジタル回路の解析<BR>第5回ー第6回 信号処理と周波数領域解析<BR>第7回ー第8回 センサー回路、生体センサー<BR>第9回ー第11回 電磁気学とプラズマ物理<BR>第12−15回 細胞の構造、蛋白質とバイオチップのエレクトロニクス、DNA、遺伝子診断におけるエレクトロニクス、人工生体膜、生体材料計測、神経細胞ネットワークにおけるナノテクノロジー、基本構造:機能有機分子、高次構造と局所構造<BR>化学による構築:トップダウンとボトムアップ、1例として:白金担持ポーラス酸化チタン光触媒(PtPPC)と可視光領域光触媒作用、代表的な相互作用:水素結合;π電子相互作用;電気伝導<BR>ナノスケール診断法、機械・電子工学によるトップダウン構築、表面工学と自己組織化技術、プラズマ処理技術、測定:力学、光学、電気的物性測定<BR>ナノ構造、物性の分析まとめ<BR>なお、講義の順序や内容の変更が生じる場合がある.21年度は「センサー用電子回路」22年度は「ナノマテリアル」の文献を使用した.