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授業科目名
担当教員
有用微生物工学特論
岸本 宗和
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
326610 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
微生物は地球上のあらゆる場所に生息している。これはマクロ的に有機物や無機物の代謝と分解を通し、地球環境の物質循環と保全に大きく貢献しており、また、ミクロ的には多様な生物機能を有し、それぞれの生体を形成している。産業界では、それぞれ特有の微生物を酒類、発酵食品、医薬品、工業製品の生産に利用している。今日では、これらの工業微生物の形質解析、遺伝子とゲノム解析および分子育種へと進展している。この講義では、微生物の基礎的知識から、工業的応用までを生理機能やエネルギー代謝を中心に学習することを目標としている。
[到達目標]
微生物学の基礎的な知識を習得するとともに、発酵工業における微生物の特徴とその利用の現状について幅広く理解することを目標とする。
[必要知識・準備]
微生物学、生化学について、あらかじめ学習されていることが望まれる
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 30  %理解度を評価する 
2平常点/受講態度 30  %積極性、質問内容を評価する 
3発表/表現等 40  %課題を決めて発表を行い内容を評価する 
[教科書]
  1. 教科書の指定は行わない
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1. 微生物工学の歴史と基本的技術<BR>2. 有用微生物の分類と性状1<BR>3. 有用微生物の分類と性状2<BR>4. 微生物の多様性と工業的利用<BR>5. 有用微生物の分離、探索、保存<BR>6. 有用微生物の育種方法1<BR>7. 有用微生物の育種方法2<BR>8. 有用微生物育種の実際例<BR>9.微生物機能の開発と利用1(醸造)<BR>10.微生物機能の開発と利用2(醸造)<BR>11. 微生物機能の開発と利用3(発酵食品)<BR>12. 工業微生物の代謝と発酵工業における利用1(アルコール発酵)<BR>13. 工業微生物の代謝と発酵工業における利用2(アミノ酸発酵)<BR>14. 工業微生物の代謝と発酵工業における利用3(生理活性物質)<BR>15. 評価:総括・まとめ