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授業科目名
担当教員
情報数理セキュリティ特論
宮本  泉
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
323021 2 (未登録) 1 後期 II
[概要と目標]
IT社会の著しい発展は新しい情報資産とそれに対する新たなリスクを生み出している。情報資産をリスクから守る安全保障が情報セキュリティである。情報化社会において必須となる、情報通信及び記録を安全に行うための基本的な概念や技術について講義する。これらの技術は大規模通信網における安全な通信や個人情報の秘匿などのために必要不可欠な技術である。また、これらの技術を実現し、かつ、その基礎になっている数学理論を紹介する。
[到達目標]
コンピュータネットワークおよび情報の記録において必要となる信頼性と安全性を理解する。誤り訂正符号および公開鍵暗号系を理解する。
[必要知識・準備]
情報理論、ディジタルデータやコンピュータネットワークに関する基礎的知識
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %課題について十分に検討されているか。 
2平常点/受講態度 50  %出席して、課題のレポートを提出しているか。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 笠原正雄、佐竹賢治, 誤り訂正符号と暗号の基礎数理, コロナ社, ISBN:4-339-01054-5
[講義項目]
1.誤り訂正符号の考え方<BR>2.誤り訂正符号の数学的基礎その1<BR>3.誤り訂正符号の数学的基礎その2<BR>4.線形符号<BR>5.巡回符号<BR>6.BCH符号<BR>7.リード・ソロモン符号など<BR>8.暗号化システムの基礎<BR>9.数学からの準備(整数論)<BR>10.公開鍵暗号<BR>11.電子署名<BR>12.楕円曲線暗号<BR>13.素因数分解アルゴリズムと離散対数問題<BR>14.まとめ