山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
アクチュエータ工学特論
大内 英俊
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
321191 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
 物体の運動を制御するための様々な手法とその特徴を学び、アクチュエータを選択する際に必要な基礎知識を得ることを目標とする。アクチュエータとしては、電動、油圧、水圧、空気圧、機能性流体、圧電など、周辺機器としての運動変換機構、制御法としては、線形制御理論に基づく手法について解説する。また、各駆動方式の特徴比較についても触れる。
[到達目標]
電動アクチュエータの駆動原理と特性を理解すること。<BR>油圧、空気圧など流体制御システムの特徴を理解すること。<BR>その他近年開発されたアクチュエータの駆動原理を理解すること。<BR>制御理論として、レギュレータやオブザーバについて理解すること。
[必要知識・準備]
制御工学、電磁気学、流体工学、数学(ラプラス変換、行列)などの知識があることが望ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %理解度と応用力を評価するため、記述式試験を行う。 
2小テスト/レポート課題 40  %日常的な学習効果を評価する。 
3平常点/受講態度 10  %平常時の学習態度を評価する。 
[教科書]
  1. 川村貞夫ほか, 制御用アクチュエータの基礎、ロボティクスシリーズ13, コロナ社, ISBN:4-339-04524-1
[参考書]
  1. 武藤高義, アクチュエータの駆動と制御、メカトロニクス教科書シリーズ3, コロナ社, ISBN:4-339-04406-7
  2. アクチュエータシステム技術企画委員会, アクチュエータ工学, 養賢堂, ISBN:4-8425-0367
[講義項目]
第1回 アクチュエータとサーボシステム、各種アクチュエータの基本動作原理<BR>第2回 電動アクチュエータ(1)直流モータの動作原理、等価回路<BR>第3回 電動アクチュエータ(2)直流モータ動作特性、制御法<BR>第4回 電動アクチュエータ(3)交流モータ、ステッピングモータの動作原理、特性<BR>第5回 電動アクチュエータ(4)ブラシレス直流モータの動作原理、特性<BR>第6回 油圧アクチュエータ(1)シリンダ、モータの動作原理、基本性能<BR>第7回 油圧アクチュエータ(2)油圧サーボモータの駆動と制御<BR>第8回 電気駆動と油圧駆動の比較、駆動方式の評価、運動変換機構の特性<BR>第9回 空気圧アクチュエータ(1)基本性能、空気の特性<BR>第10回 空気圧アクチュエータ(2)システムの構成、動作特性<BR>第11回 圧電アクチュエータの動作原理、特性<BR>第12回 形状記憶合金、超磁歪アクチュエータなどの動作原理、特性<BR>第13回 アクチュエータの制御(1)線形制御理論の基礎、状態変数表示<BR>第14回 アクチュエータの制御(2)システムの構造、安定性理論<BR>第15回 アクチュエータの選択について;評価:総括、まとめ