授業科目名				担当教員
品質管理概論				新藤　久和
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
277020	2	FG	4	前期	水	III
［概要］
この講義の目的は，品質管理についての基本的な考え方や手法を学んで，工学部卒業生として社会で生産活動に従事する上での素養を養うことにある．工学部各学科ではそれぞれ固有な知識や技術の修得を目指しているが，共通技術としてのマネジメントの重要性を認識することを目標とする．
［具体的な達成目標］
｢品質｣および｢管理｣の基本的な考え方を理解し，品質を達成するためのマネジメントに必要な手法についても習得する．
［必要知識・準備］
特に必要とする知識はないが，統計的品質管理の面から基礎統計学やデータ解析の知識があることが望ましい．
［評価方法・評価基準］
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：期末期  50  % 達成目標に対する到達度  2 試験：中間期  20  % 同上  3 小テスト／レポート課題  20  % 同上  4 平常点／受講態度  10  % 勉学に対する熱意
［教科書］
特に指定しない．
［参考書］
大滝厚編, 品質管理の演習問題と解説　ＱＣ検定試験２級対応, 日本規格協会, ISBN:9784542503519, (ＱＣ検定試験の２級を受験するための参考書として最適) 仁科ほか, 近代品質管理, コロナ社, ISBN:4339023930 新藤久和, 初心者（学生・スタッフ）のためのデータ解析入門, 財団法人　日本規格協会, ISBN:9784542601093
［講義項目］
１．序論　品質とは，管理とは，品質管理とは　<BR>　　２．QC七つ道具，新QC七つ道具<BR>　　３．データと基本統計量<BR>　　４．計量値の検定と推定（１）<BR>　　５．計量値の検定と推定（２）<BR>　　６．管理図（１）<BR>　　７．管理図（２）および中間試験<BR>　　８．相関と回帰（１）<BR>　　９．相関と回帰（２）<BR>　１０．総合的品質管理（TQM)と小集団活動<BR>　１１．計数値の検定と推定<BR>　１２．検査<BR>　１３．分散分析（１）<BR>　１４．分散分析（２）<BR>　１５．品質保証と国際標準（ISO)および期末試験
［教育方法］
作成した資料を使って講義する．
［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》 (A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会，人に与える影響を理解し，問題解決にあたることができる知識と技術，およびコミュニケーションスキルを習得する ○ 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 (A) マルチメディア情報ネットワーク技術に習熟した情報処理技術者としての基盤となる基礎的素養及び基礎的スキルを修得する。 ○
［その他］
財団法人日本規格協会が主催する｢QC検定｣の３級以上を受験して合格した場合は，級に応じて成績に加点する．｢QC検定｣に関する詳細は，下記URLを参照されたい．<BR><BR>http://www.jsa.or.jp/qc/qc-top.asp