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授業科目名
担当教員
システムシミュレーション
竹内  智
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
276080 2 J 3 後期 II
[概要]
 社会・経済システムや金融システム、交通システム、ネットワーク・システムなど、システムと呼ばれるものが数多く存在するが、これらのシステムに共通な基盤は何であろうか。システムの最小単位であるフローは情報や信号あるいは思考の流れをあらわし、ストックはフローを一時的に保存するところである。それらを組み合わせて構成された機構がフィードバック・ループであり、特に動的システムにおいて重要な役割を担っている。この講義ではフィードバック機構を解析し、それらの組み合わせで大規模システムが構築されることを説明する。講義の前半では、システムにおけるエントロピーの流れや能動定常系における物質循環を理解し、単純なフィードバック機構とそれを組み合わせた複雑なシステムや動的システムの事例について説明する。後半では、人口・資源、地球温暖化など具体的なシステムモデルの事例を取り上げ説明する。
[具体的な達成目標]
システム思考ができるようになること。
[必要知識・準備]
物質循環や地球温暖化、エネルギー問題など地球規模の環境問題への関心を持って講義に臨むことを希望する。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %理解力と応用力を評価するために、記述式の試験を行う。 
2小テスト/レポート課題 60  %理解力や思考力を評価するために、ミニ演習を行う。 
3平常点/受講態度 20  %授業への積極的な参加を見る。 
[教科書]
  1. 講義に必要なプリントを配布する。
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
  1.地球環境問題の概要<BR>  2.物質循環と持続可能な経済−海からの考察−<BR>  3.開かれた能動定常系と物質循環<BR>  4.環境システムの概要<BR>  5.システムの基本要素システム思考<BR>  6.フィードバックグループ<BR>  7.環境システムモデルにおける基本的なモデル概念<BR>  8.線形的な成長と激衰、指数関数的な成長と激衰<BR>  9.ロジスティックな成長<BR> 10.オーバーシュートと崩壊、振動<BR> 11.温室効果ガスと地球温暖化1<BR> 12.温室効果ガスと地球温暖化2<BR> 13.生態系における物質循環1<BR> 14.生態系における物質循環2<BR> 15.STELLAによるシミュレーション<BR> 
[教育方法]
システム数理的に表現してその解析を行う。また、システムダイナミックスで使用されるSTELLAというソフトウェアを使用して、システムを記述しパソコンで実演する。さらに、PowerPointerを使った講義も行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)