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授業科目名
担当教員
組込みシステム設計
渡辺 喜道
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273408 2 F 3 前期 II
[概要]
情報通信技術の中で,最も大きな市場を生み出し,最も高い成長が見込まれ,さらに最も技術革新が激しい技術は,ユビキタスシステム関連技術と考えられている.ユビキタスを構成する情報端末と位置付けられるディジタル機器が,今後の日本の情報通信業を支える中心的な基盤になることは疑う余地がなく,その実現技術が組込みシステム技術といえる.本講義では,組込みシステム技術のうち,組込みソフトウェア開発技術,組込みソフトウェア要素技術を中心とした組込みシステムのソフトウェア的側面を学習する.また,開発ツールキットを用いた組込みシステムを実際に作成する演習を通じて,組込みシステム設計の方法を学習する.
[具体的な達成目標]
(1)組込みシステムの概要がわかる.<BR>(2)組込みシステムの特性がわかる.<BR>(3)組込みソフトウェアの概要がわかる.<BR>(4)組込みソフトウェアの開発技法がわかる.<BR>(5)組込みシステムの開発事例を知っている.
[必要知識・準備]
コンピュータのハードウェア及びソフトウェアに関する基礎的な知識があること。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %組込みシステムの概要及び特性並びに組込みソフトウェアの概要及び開発技法を理解しているか. 
2小テスト/レポート課題 30  %組込みソフトウェアを開発することができるか. 
[教科書]
  1. 阪田史郎,高田広章, IT TEXT 組込みシステム, オーム社, ISBN:4-274-20310-7
[参考書]
  1. 戸川望, 組込みシステム概論, CQ出版社, ISBN:978-4-7898-4550-2
  2. 杉浦英樹,橋本隆成, 組込みソフトウェア開発基礎講座, 翔泳社, ISBN:978-4-7981-1224-4
  3. 富士通ラーニングメディア, 標準テキスト 組込みプログラミング ソフトウェア基礎, 技術評論社, ISBN:974-4-7741-3507-6
[講義項目]
(01) 組込みシステムの概要<BR>(02) 組込みシステム開発の特性<BR>(03) 組込みシステム技術の概観<BR>(04) 組込みプロセッサ(1)<BR>(05) 組込みプロセッサ(2)<BR>(06) ハードウェア・ソフトウェア協調設計<BR>(07) 組込みソフトウェア(1)<BR>(08) 組込みソフトウェア(2)<BR>(09) リアルタイムスケジューリング<BR>(10) 組込み向けプログラミング言語<BR>(11) 開発ツールキット<BR>(12) 開発ツールキットを利用した開発の実際(1)<BR>(13) 開発ツールキットを利用した開発の実際(2)<BR>(14) 開発ツールキットを利用した開発の実際(3)<BR>(15) 総括評価・まとめ
[教育方法]
講義と演習を行い,組込みシステムに関する具体的な知識と技術を学べるようにする.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(D)ソフトウェアの実現に必要な各種の道具や手法を習得・理解し,これらを組み合わせて問題解決を行える知識と技術,およびその自発的・継続的学習法を習得する.
(E)ソフトウェア製品を,そのライフサイクル全体に渡り協調して設計・開発・保守するための知識と技術を習得する.
(G)ハードウェアとソフトウェアを融合した情報機器を設計・実現できる知識と技術を習得する.
[その他]
学生の理解度に合わせて,内容を変更する場合があります.