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授業科目名
担当教員
生産システム工学
毛利 宏
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
271230 2 D 3 後期 II
[概要]
生産システム工学は非常に広範囲に渡るため全体を学習するためには2単位数では必ずしも十分な時間とはいえない。このため、特に基本的な、また利用、応用範囲が広いと思われる個々の技術、手法を学習する。課題を大きく分けると次のようになる。<BR>1)グラフ理論、アルゴリズムについて学び、工程などの最適化が図れるようにする。<BR>2)オペレーションズ・リサーチ(OR):生産システムに応用される代表的なOR手法を学ぶ。
[具体的な達成目標]
本講義では生産に関して必須の工程管理、在庫管理に関する基本的な考え方の習得を目的としている.<BR>1.グラフ理論、ネットワーク理論などの基礎知識習得<BR>2.線形計画法を学習し,応用する能力を身に付ける.<BR>3.工程計画を学習し,応用する能力を身に付ける.<BR>4.日程計画を学習し,応用する能力を身に付ける.<BR>5.在庫管理を学習し,応用する能力を身に付ける.
[必要知識・準備]
本科目を学ぶためには、線形代数等基礎数学知識を習得していることが望ましい。特に品質管理については統計学的手法(度数分布、検定と推定、相関と回帰、分散分析)の基礎知識が必要である。<BR>CNSの本講義のサイトに必要な資料を掲載するので、適宜ダウンロードして使用のこと。本内容は、機械システム工学演習に継続する.<BR>☆カリキュラムの中の位置づけ<BR>本科目で習得した内容は機械システム工学演習、卒業論文にて継続的に有効に活用される.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %具体的達成目標も身に着けたかを評価する。 
2小テスト/レポート課題 20  %授業中に与えられた課題を実行したかを評価する。 
3平常点/受講態度 25  %授業中の質問に対する応答を評価する。 
4その他 5  %授業を単に聞くだけでなく、自ら積極的に参加する態度を評価する。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 人見勝人, 「生産システム工学」、, 共立出版, ISBN:4320080572,
    (」、 日科技QCリサーチ・グループ編 「初等品質管理テキスト」(品質管理概論の教科書) )

  2. 「工作機械と生産システム」, 共立出版社, ISBN:4320080343
  3. 平井外, 「ORの基礎」, ムイスリ出版, ISBN:4943998402
  4. 久保幹雄, 「組み合わせ最適化アルゴリズム」, 共立出版, ISBN:4320016475
[講義項目]
第1回:生産システム工学の概要<BR>第2回:数理情報科学の世界,最近の動向<BR>第3回:線形計画法<BR>  ・問題の定式化<BR>  ・図による解法<BR>第4回:線形計画法<BR>  ・シンプレックス法<BR>第5回:日程計画法<BR>  ・PERT<BR>  ・結合点時刻<BR>第6回:日程計画法<BR>  ・PERTの作業点時刻,余裕<BR>第7回:日程計画法<BR>  ・CPM<BR>第8回:在庫管理<BR>  ・在庫管理の種類<BR>  ・ABC分析<BR>第9回:在庫管理<BR>  ・定期発注法<BR>  ・定点発注法<BR>第10回:ゲームの理論<BR>  ・純粋戦略,戦略の削除<BR>第11回:ゲームの理論<BR>  ・混合戦略<BR>第12回:待ち行列<BR>  ・待ち行列の種類<BR>第13回:待ち行列<BR>  ・M/M/1<BR>第14回:試験<BR>第15回:試験問題解説,最近の生産工学のトピックス
[教育方法]
授業:プロジェクタを用いたビジュアル教材にて授業を行う.<BR>初めに,基本定義,公式を簡単に説明する.(キーポイント)<BR>次いで,説明及びテキストを参考に各自理解,導けるようにする.<BR>具体的課題を提出し,それらを解けるようにする.<BR>自宅学習<BR>授業の復習として与えられた課題を次回提出する.<BR>課題は授業前にインターネット上で与えられるので,各自コピーし,授業の内容を確認しておくこと.余裕があれば解いておくこと
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械デザインコース》
(C) 【機械工学の基礎】
機械工学に関する基礎知識を修得し,これらの知識を活用して機械工学に関連する諸問題が解決できる能力を身につける.
[その他]
オフィスアワー:授業終了後および金曜日III時限