山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
市民活動とボランティア組織
定松 淳
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
266171 2 J 2 前期 III
[概要]
近年、日本社会のなかで市民活動・ボランティア活動に対する関心が高まってきています。これは、日本社会が成長社会から成熟社会へ移行している中で「新しい公共性」が育ってきている・育つことへの期待でもある一方、経済的低成長の中で行政が担いきれないサービスを民間で負担してもらうことへの期待も含まれています。いずれにせよ、市民活動・ボランティア活動に対して関心が高まっていることに間違いはありません。本講義では、社会学における蓄積を踏まえ、?「市民社会」「公共性」といった概念の基本的理解、?社会運動・市民活動が生じてきた歴史的経緯の理解、?今日の具体的活動の中での難しさの理解を深めることをめざします。
[具体的な達成目標]
今日、市民活動・ボランティア活動に注目・期待が集まっている理由と、その活動の難しさについて理解する。
[必要知識・準備]
特に必要ありません。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %レポートの評価にあたっては、「講義内容の理解」以上に、「講義によって本人の頭が活性化されているか」を重視したいと思います。 
2平常点/受講態度 50  %「講義された内容」に対しての、レポートを作成してもらいます。 
[教科書]
  1. 特に指定しません。
[参考書]
  1. 植村邦彦, 市民社会とは何か, 平凡社新書, ISBN:978-4-582-85559-3
  2. 松原治郎・似田貝香門編, 住民運動の論理, 学陽書房, ISBN:BN00127459
  3. 高木仁三郎, 市民科学者として生きる, 岩波新書, ISBN:4-00-430631-0
  4. 似田貝香門編, 自立支援の実践知, 東信堂, ISBN:978-4-88713-797-4
[講義項目]
1.イントロダクション <BR>2.市民社会と公共性の概念<BR>3.グローバリゼーション下の市民社会<BR>4.第2回と第3回についてのレポート作成 <BR>5.日本における1970年代の「住民運動の時代」<BR>6.「新しい社会運動」論<BR>7.第5回と第6回についてのレポート作成<BR>8.日本における環境NGO<BR>9.欧米における環境NGO<BR>10.第8回と第9回についてのレポート作成<BR>11.阪神大震災と「ボランティア元年」<BR>12.専門職ボランティア・有償ボランティア<BR>13.第11回と第12回についてのレポート作成<BR>14.予備日(討論あるいはビデオ鑑賞)<BR>15.まとめ
[教育方法]
学期中に4回、講義中に時間をとって各自ミニレポート(A4一枚)を作成してもらい、評価を行う。レポートは、?講義を聴いているか、?自分の頭で捉え直せているか、?それを文章に表現できているか、を問うものとする。評価は、普通の感想・疑問と思われるものにはC(1点)、なかなか考えていると思われるものにはB(2点)、非常に感心させられるものにはA(3点)、残念ながら評価できない内容にはD(0点)を与える。ミニレポートの獲得点数の合算によって成績評価を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)