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授業科目名
担当教員
工業微生物学第二
早川 正幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265540 2 BT,WP 2 後期 II
[概要]
 自然界から微生物を分離し,その形質を制御することによる有用物質の生産、あるいは物質循環の主役である微生物の機能を制御することによる環境修復等、微生物の利用には多大な可能性が期待されている。 <BR> 本講義では微生物機能の利用に際して、必要な基礎知識の体系的な理解と微生物利用に必要な考え方の修得を目指す。 <BR> 原核微生物から真核微生物に至るまで,それらの細胞の構造と機能は極めて多様であるが、その根底には分子生物学的な共通性があることを学んでほしい。
[具体的な達成目標]
 微生物の代謝とその調節に関する知識を、単に教科書の受け売りではなく、身についた自分のイメージとして理解させる。
[必要知識・準備]
 2年次前期で開講されている「工業微生物学第一」で学んだ知識を前提としている。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %記述問題を主体に評価する。 
2試験:中間期 30  %基礎知識の習得の程度を問う。 
3小テスト/レポート課題 20  %課題に対する考察を重視する。 
4平常点/受講態度 10  %質問等の教室での学習態度を総合的に評価する。 
[教科書]
  1. 応用微生物学, 文永堂出版, ISBN:4830040823,
    (工業微生物学第一と共通)
[参考書]
  1. 微生物科学, 昭晃堂, ISBN:4785660333
[講義項目]
1.微生物とその有用生産物<BR>2.基本的分離技術(好気性菌、嫌気性菌)<BR>3.細菌および放線菌の選択分離法<BR>4.酵母、カビ、担子菌の選択分離法<BR>5.有用形質のスクリーニング法(酵素、アミノ酸生産)<BR>6.有用形質のスクリーニング法(抗生物質生産)<BR>7.中間試験等<BR>8.微生物の育種改良法(突然変異とその原理)<BR>9.微生物の育種改良法(変異修復機構)<BR>10.突然変異株の取得法<BR>11.代謝調節機構<BR>12.アミノ酸発酵、核酸発酵<BR>13.微生物の生態<BR>14.環境浄化と微生物<BR>15.期末試験等
[教育方法]
 受け身の教育ではなく、積極的に参加できる教育を目指す。また、単に知識の羅列ではなく体系的に知識が修得できるよう工夫する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
 ノートをとりながら理解を深めるため、板書を重視する。<BR> レポートについては単に知識を問うものでなく、自ら考えさせる課題を出題する。