山梨大学電子シラバス

授業科目名

担当教員

工業微生物学第一

早川　正幸

時間割番号

単位数

コース

履修年次

期別

曜日

時限

265510

BT,WP

前期

木

［概要］

　微生物は醸造、食品、医薬、農薬および化学製品などの生産を通じてバイオテクノロジーの中心的役割を果たしており、その多様な機能は人類が抱えるエネルギーや環境問題の解決にも役立てることができる。

［具体的な達成目標］

本講義では、有用微生物に関する基本的取扱法とその理論、分類および特性を学ぶことにより、微生物の利用開発に関する応用研究を理解するための基礎知識を習得することを目標とする。

［必要知識・準備］

　動植物の生理、細胞の機能など、生物学における基本的な知識を有していることが必要とされる。基礎生物学の復習をしておく。

［評価方法・評価基準］

No	評価項目	割合	評価の観点
1	試験：期末期	40 %	記述問題を主体に評価する
2	試験：中間期	30 %	基礎知識の習得の程度を問う
3	小テスト／レポート課題	20 %	課題に対する考察を重視する
4	平常点／受講態度	10 %	授業中の発言等

［教科書］

高尾、栃倉、鵜高共編, 「応用微生物学」, 文永堂出版, ISBN:4830040823

［参考書］

「微生物学入門編」, 培風館, ISBN:4563037672

［講義項目］

１．微生物とは何か 　２．微生物学の歴史的背景 ３．微生物の栄養源 　４．微生物の培養（理論、培養手順、培養基、培地調整法、培養形態） 　５．滅菌操作（理論、殺菌・除菌方法） 　６．分離操作（理論、純粋分離、選択分離法、集積培養法） 　７．顕微鏡操作（理論、光学顕微鏡、電子顕微鏡） 　８．微生物細胞の構造と機能 　９．細菌細胞の構造と機能 １０．酵母・カビ（糸状菌）細胞の構造と機能 １１．原核細胞と真核細胞の比較 １２．分類（理論、数値分類、化学分類、分子生物学的分類） １３．原核微生物 　　　　　　細菌（形態的・生理的特性、分類体系と代表菌種） 　　　　　　放線菌（形態的・生理的特性、分類体系と代表菌種） １４．真核微生物 　　　　　　酵母（形態的・生理的特性、分類体系と代表菌種） 　　　　　　糸状菌（形態的・生理的特性、分類体系と代表菌種） １５．期末試験等

［教育方法］

中間試験を行い、その結果を示すにより学生が自身の理解度を途中で把握できるように努めている。

［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］

(未登録)

［その他］

(未登録)