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授業科目名
担当教員
建設工学実験I
高橋 良輔
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264240 1 CL 3 前期 III-IV
[概要]
 土木材料学及び演習(コンクリート)で学習したことを活用して、主としてコンクリートの力学的性質に関する実験を行う。<BR> 前半では配合設計方法や実験方法を学ぶ。<BR> 後半では、これまでに学習した知識や前半の実験結果の分析結果および経験を基に、与えられた条件を満たすコンクリートを製作・実験する。この実験は班対抗の競技方式による。
[具体的な達成目標]
・コンクリートの製作過程と配合設計を理解し、所定の強度を満たすコンクリートが製作できる。<BR>・フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの特性について理解ができる。<BR>・フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの試験を行うことができる。<BR>・これまでに大学で得た知識・技術を総合的に駆使して、目的の性能を満たすコンクリート製作のために、実験結果の分析や配合設計・施工方法に対し工夫や分析結果の利用など、創造性を発揮できる。<BR>・班毎の実験作業およびコンペティションで、コミュニケーション力ならびにチームワーク力を発揮できる。
[必要知識・準備]
土木材料学及び演習(コンクリート工学)の知識が必要不可である。<BR>したがって、土木材料学及び演習を履修していることを前提とする。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 40  %情報収集/整理力、問題設定解決能力 
2平常点/受講態度 50  %平常点(出席),受講態度(積極性・協調性) 
3その他 10  %チームワーク力 
[教科書]
  1. 土木材料実験指導書, 土木学会, ISBN:4810604837,
    (実験指導書で、実験方法、データのまとめ方などを説明、解説したものです。)

  2. 小林一輔, 最新 コンクリート工学, 森北出版 , ISBN:4627430957,
    (土木材料学及び演習(コンクリート)の教科書として使用したもの。)
[参考書]
  1.  特に指定しない。コンクリート工学の書籍が参考になる。
[講義項目]
   1,   建設工学実験Iの説明<BR>   2〜 4.コンクリートの配合設計方法<BR>   5〜 6.フレッシュコンクリートに関する実験<BR>       (コンクリートの製造、コンシステンシー測定など)<BR>   7〜 8.硬化コンクリートに関する実験<BR>        (圧縮強度試験、引張強度試験など)<BR>   9〜10.テーマ実験(これまでの結果の分析とテーマ実験計画)<BR>  11〜12.テーマ実験(コンクリートの製造とフレッシュ試験)<BR>  13〜14.テーマ実験(強度試験)<BR>     15.テーマ実験の総括
[教育方法]
・通常は5〜6班に分かれて実験を行う。<BR>・5〜8および11〜14は実験室で作業を行い、1〜4および9〜10は、講義室で説明 や、配合設計、実験結果の分析などを行う。<BR>・テーマ実験は、班対抗の競技形式で行う。<BR>・評価はレポートの他,出席,実験態度,コンペティション成績で行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
D.問題解析・分析能力
 土木環境工学の実験・実習における体験を通じて、現象の理解を深めるとともに、実験結果から工学的に意味のある情報を抽出するための解析・分析能力を習得する。
I.実務的遂行能力
 社会的、経済的、技術的及び環境的な制約条件のもとで、問題解決に最適な手法・技術を選択し、仕事を遂行する実務的な能力を身に付ける。
[その他]
・実験時間の都合上,建設工学実験IIと交互に行うので,III〜IV時限に授業を行う.<BR>・作業に手間取るなど,場合によっては遅延することがある.<BR>・コンクリート制作過程の都合上,3および6の翌日昼休みに作業を行う.