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授業科目名
担当教員
プログラミングIII及び実習
福本 文代
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263625 2 G 2 後期 III
[概要]
ソフトウェアを開発するための方法論の一つにオブジェクト指向と呼ばれる方法論がある. 本講義では, オブジェクト指向によるプログラミング技法を学ぶことで, ソフトウェア開発の際, 必要となる拡張性や再利用性を理解する.<BR>カリキュラム中での位置付け:<a href="http:<BR>//www.cs.yamanashi.ac.jp/g/JABEE/curriculum/">Gコースのカリキュラム</a>
[具体的な達成目標]
(a) オブジェクト指向技術に基づいてソフトウェアを開発することの利点について学ぶ.<BR>(b) オブジェクト指向プログラミングの特徴として, カプセル化, 抽象化, 継承, 多様性について理解する.<BR>i. オブジェクト指向の基本概念として, オブジェクトとクラス, 及び両者の関係を理解する.<BR>ii. オブジェクトの生成と利用, 及び回収について理解する.<BR>iii. クラスがカプセル化, データ隠蔽をどのようにサポートしているか理解する.<BR>iv. クラスの継承, 及び継承関係にあるクラスの仕組みを理解することで, 無駄のないプログラムが記述できることを学ぶ.<BR>v. メソッドのオーバーライドと隠蔽の違いを理解する.<BR>(c) オブジェクト指向言語でのインタフェースとは何かを理解する.<BR>(d) コレクションについて理解する. 特に, コレクションの中のインタフェース, 実装, 及びアルゴリズムの理解を通して, プログラム作成におけるコレクションの効果を学ぶ.
[必要知識・準備]
先修科目として, プログラミングIにおける配列, 関数, 文字列操作, プログラミングIIにおけるポインタ, 構造体, 及びアルゴリズムとデータ構造における各種ソートを理解していることが望ましい.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %中間試験での項目に加え, 継承, インタフェース, パッケージなどに関する理解度 
2試験:中間期 30  %オブジェクト, クラス, メソッドなどに関する理解度 
3小テスト/レポート課題 20  %プログラムが題意を満たし正しく動いているか。プログラムについてモジュールごとに説明が明記されているか。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 佐々木 整, 本格学習Java入門, 技術評論社, ISBN:4-7741-2002-2
[講義項目]
1. 基本データ型と変数<BR>2. 条件判断, 繰り返し, 入出力, 例外処理<BR>3. 演習1(条件判断, 繰り返し, 入出力, 例外処理)<BR>4. オブジェクト, クラス, メソッド, インスタンス<BR>5. 演習2(オブジェクトの生成, クラス)<BR>6. パッケージの作成と利用<BR>7. 演習3(パッケージ)<BR>8. 前半のまとめと中間試験<BR>9. 継承<BR>10. 演習4(継承)<BR>11. 抽象クラス, インタフェース<BR>12. 演習5(抽象クラス, インタフェース)<BR>13. コレクション<BR>14. 演習6(コレクション)<BR>15. 後半のまとめと期末試験
[教育方法]
授業では, 説明の後, 例題を解くことにより基礎事項を理解する.<BR>また, 授業と計算機による実習を交互に実施し、実習では課題の実装を通して理解を深める.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(A) マルチメディア情報ネットワーク技術に習熟した情報処理技術者としての基盤となる基礎的素養及び基礎的スキルを修得する。
[その他]
(未登録)