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授業科目名
担当教員
ソフトウェア構成法
渡辺 喜道
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263310 2 F 2 後期 I
[概要]
問題解決のためのプログラムの信頼性を高め,高品質のソフトウェアを構築するための方法を学ぶ.高品質のソフトウェアを作成するためには,プログラミングする前に解こうとする問題を注意深く考察し,その問題を適切に解くアルゴリズムやデータ構造を選択・設計するという観点から問題解決をする必要がある.このような深い洞察に基づいたソフトウェアやプログラムは明解でかつ効率の良く動作する.このようなソフトウェアの構成方法について学習する.
[具体的な達成目標]
(1) ソフトウェア構築の必要性・重要性・役割を理解できる.<BR>(2) ソフトウェアモデリングの重要性を理解できる.<BR>(3) ソフトウェア書法とソフトウェア進化を理解できる.<BR>(4) ソフトウェア設計に関する基本技術が理解できる.<BR>(5) ソフトウェアの複雑さを単純化する方法,抽象化を理解できる.
[必要知識・準備]
本講義を履修するためには,授業科目「情報処理および実習」,「情報数学基礎」,「プログラミング入門」,「プログラミング入門演習」,「アルゴリズムとデータ構造I」,「アルゴリズムとデータ構造I演習」,「アルゴリズムとデータ構造II」,「アルゴリズムとデータ構造II演習」,「計算機アーキテクチャI」,「オートマトンと言語」をあらかじめ履修し,それらの内容を十分に理解していること.また,「ソフトウェア構成法演習」を同時に履修することが望ましい.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %ソフトウェアモデリングの基礎的事項,ソフトウェア書法を理解しているか. 
2試験:中間期 50  %ソフトウェア開発の理解を深めるメタファ,上流工程の重要性,ソフトウェアの設計方法を理解しているか. 
[教科書]
  1. プリントを配布する.
[参考書]
  1. 講義の中で紹介する.
[講義項目]
(01) ソフトウェア構築入門<BR>(02) ソフトウェア開発の理解を深めるメタファ<BR>(03) ソフトウェア構築プロセス<BR>(04) ソフトウェア開発における上流工程の必要性・重要性<BR>(05) ソフトウェアコンストラクションにおける設計(1)<BR>(06) ソフトウェアコンストラクションにおける設計(2)<BR>(07) ソフトウェアコンストラクションにおける設計(3)<BR>(08) 総括評価(1)<BR>(09) 抽象化<BR>(10) クラスの設計<BR>(11) 高品質なルーチン<BR>(12) ルーチンレベルの設計<BR>(13) 防御的プログラミング<BR>(14) 擬似コードによるプログラミング<BR>(15) 総括評価(2)・まとめ
[教育方法]
・講義ではプロジェクタを使い,説明している.また,講義中用いるスライドの内容を紙媒体で配布し,講義を聴くことに集中できるようにしている.<BR>・講義中に簡単な演習問題を解かせ,ソフトウェア構築の性質や特徴を体得できるように心がけている.<BR>・コンピュータを用いて,ソフトウェア構築に関連するツール等の動作を実演している.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(C)問題を形式的にモデル化し,そのモデルを基に問題解決する知識と技術を習得する.
(D)ソフトウェアの実現に必要な各種の道具や手法を習得・理解し,これらを組み合わせて問題解決を行える知識と技術,およびその自発的・継続的学習法を習得する.
[その他]
・学生の理解度に合わせて,内容を変更する場合がある.