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授業科目名
担当教員
電気・電子工学実験I
藤間 一美/坂野  斎/村中 司/内藤 洋子
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262036 E 2 E 2 後期 III-IV
[概要]
美しく定式化された電磁気学や電子回路で学習する理論と、それを担う材料の物性を測定することによって確認する方法を学ぶ。どんな測定も、測定手段として必ずある物理法則を利用していることを再認識するとともにその法則の成り立つ実験条件を選ぶ重要性を学ぶ。オシロスコープ、信号発生器、電圧計、電流計といった基本的な測定器の使用法を習熟する。
[具体的な達成目標]
(ア)一つの実験を通してそれから何が帰結できるのか,その筋書きを考え,それをレポートにまとめることができる.[学習教育目標 C-6相当]<BR>(イ)実験グループ内で担当を決め,連携して実験を遂行できる.[学習教育目標 A-2相当]<BR>(ウ)いかなる量を何回測定するか実験を計画し遂行できる.[学習教育目標 C-5相当]<BR>(エ)必要に応じて自主的に調査・勉強し,継続的にレポートを提出することができる.[学習教育目標 E-1相当]<BR>(オ)正当な理由なく欠席・遅刻,レポート提出遅れすることがないよう行動できる.[学習教育目標 E-2相当]
[必要知識・準備]
大学初年度あるいは高校で習う物理の基礎知識。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 70  %実験の目的,手法,結果、考察を基礎的知識と図表を用いて客観的なレポートを作成し提出すること.[達成目標(ア)] 
2平常点/受講態度 30  %測定値と知りたい量の関係を把握のうえ計画をたて,グループ内での自分の役割を担い実験を行うこと.[達成目標(イ),(ウ)] 到達目標(エ),(オ)に関してはその他の項目参照. 
[教科書]
  1. 山梨大学工学部電気電子システム工学科, 電気・電子工学実験I,
    (その他プリントを配布)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
  1.交流回路の基礎<BR>  2.各種整流回路と平滑回路<BR>  3.交流ブリッジ<BR>  4.種々の過渡現象<BR>  5.共振回路<BR>  6.静電気、静電誘導<BR>  7.電流の作る磁界<BR>  8.光電効果と光電管<BR>  9.強磁性体の磁化<BR> 10.真空中の荷電粒子
[教育方法]
「電磁気」と「電気回路」における基本的な物理現象およびそれに関する理論を実験を通して理解する。そのため一部の実験では、講義・演習と合わせて一体化するように配慮してある。また実験は、物理的な現象が分かりやすいように比較的単純な回路あるいはセットを用いている。理論計算、PCを用いた数値計算、シミュレーションおよび実験を通して自然現象を定量化・具現化する能力を身に付ける。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《電気電子システム工学科》
A-2:自立して社会とかかわりあう能力を養う
人間形成科目部門の生活と健康I,IIによって自立した生活を送る基礎知識やモラルを身につける.また,これらの科目と実験系科目におけるグループ単位での課題遂行を通じ,グループという小社会の中で自分の役割を把握し,他者との関係を考慮しながら連携して課題を遂行する能力を養う
 
C-5:電気電子工学分野の実験を計画し,遂行する能力を養う
入門ゼミ,電気電子工学実験I・II,応用実験などの実験・実習を通じて,自発的に実験を計画し,遂行する能力を養う
 
C-6:電気電子工学分野の専門的課題を解決する能力を養う
演習科目・実習科目において専門的な課題を理解・解決し,必修の実験科目において講義で身につけた専門知識を駆使して実験を遂行する過程を通じて,電気電子工学分野の専門的課題を解決する能力を養う
 
E-1:継続的・自主的に学習する能力を養う
実験科目のレポート作成および卒業研究を通じて,継続的・自主的に学習する能力を養う
 
E-2:与えられた環境下で課題・目的を達成するための活動を自己管理する能力を養う
実験科目および卒業研究を通じて,課題・目的を達成するための活動を自己管理する能力を養う
 
[その他]
到達目標(エ),(オ)は担当教員が実験各回に可不可をチェックし,終了時に全回数の6割相当の可を受けていることをもって到達されたとする.