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授業科目名
担当教員
電気回路II演習
垣尾 省司/關谷 尚人
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262011 S 1 S 2 後期 II
[概要]
 電気回路Iの内容の基礎的事項についての簡単な整理・復習に引き続き、電気回路IIで学んだ多相交流、ひずみ波交流、分布定数回路および過渡現象の取り扱いに関して解説するとともに、講義内容の理解を深め、応用力を高めるために適宜具体的な演習問題や報告課題を課す。
[具体的な達成目標]
(ア)三相交流の基本(電力、位相関係、力率等)を理解し、説明できる。<BR>(イ)三相交流電圧と三相負荷の組み合わせにおける電圧電流を理解し、説明できる。<BR>(ウ)三相交流を使って回転磁界が作れる原理を理解し、説明できる。<BR>(エ)基本的な歪波形をフーリエ級数に展開できる。<BR>(オ)基本的な歪波交流の電圧・電流・電力を理解し、説明できる。<BR>(カ)分布定数線路の等価回路を理解して、説明できる。<BR>(キ)分布定数線路の等価回路にもとづいて、基本波動方程式を導出し、説明できる。<BR>(ク)分布定数線路の端子条件や接続時の電圧電流分布を理解して、説明できる。<BR>(ケ)スミス図表を理解して、説明できる。<BR>(コ)回路素子の基本的性質を理解し、過渡的な素子電圧と電流の関係を説明できる。<BR>(サ)簡単なRL,RC,RLC回路の交直流電源における回路方程式を導き、説明できる。<BR>(シ)基本的回路の微分回路方程式について、定常解と過渡解を求め、生じた過渡現象を説明できる。
[必要知識・準備]
 電気回路Iおよび電気回路I演習で学んだR、L、Cなどの回路素子の性質、回路解析手法およびキルヒホッフの法則などについて、講義開始前によく復習しておくこと。また、微分積分をはじめとする数学的能力も確かなものにしておくこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %具体的な達成目標を評価し6割以上達成されているかを確認する.講義の理解度,運用力を確認する. 
2試験:中間期 20  %具体的な達成目標を評価し6割以上達成されているかを確認する.講義の理解度,運用力を確認する. 
3小テスト/レポート課題 60  %具体的な達成目標を評価し6割以上達成されているかを確認する.講義の理解度,運用力を確認する. 
[教科書]
  1. 基礎からの交流理論, 電気学会, ISBN:4886862306,
    (電気回路IIで使用する教科書で、電気回路Iで用いた教科書でもある。教科書中の式変形、例題、章末問題の以外に、基本的かつ典型的な問題をとり上げる。 )

  2. J. Edminister and M. Nahvi, Schaum's Outlines Electric Circuits, 3rd edition, McGraw-Hill, ISBN:0070189994
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
  1.電気回路Iの内容の基礎的事項についての整理・復習<BR>  2.多相交流<BR>      三相交流、二相交流、回転磁界 <BR>  3.ひずみ波交流<BR>      ひずみ波と正弦波、フーリエ級数、ひずみ波交流の電圧、電流、電力<BR>  4.分布定数回路<BR>      等価回路、基本方程式、線路定数、端子条件を与えたときの電圧、<BR>      電流、反射係数、位置角、縦続接続、特殊条件の分布定数線路、<BR>      スミス図表<BR>  5.過渡現象<BR>      RL直列回路、RC直列回路、RLC直列回路、複雑な回路<BR>      回路(微分)方程式の解法、ラプラス変換
[教育方法]
講義の進捗に合わせて、基礎的演習問題を数多く解くことにより、達成目標が得られるようにする。演習問題はプリントにて配布する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《電気電子システム工学科》
C-6:電気電子工学分野の専門的課題を解決する能力を養う
演習科目・実習科目において専門的な課題を理解・解決し,必修の実験科目において講義で身につけた専門知識を駆使して実験を遂行する過程を通じて,電気電子工学分野の専門的課題を解決する能力を養う
 
[その他]
(未登録)