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授業科目名
担当教員
材料力学II
大内 英俊
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261120 B 2 I 1 後期 II
[概要]
  材料力学は、構造物の破壊および変形に関する学問である。材料力学Iで学んだ、応力とひずみ、はりのたわみなどについての知識を基礎として、機械構造物の変形や破損に関するさらに進んだ内容を修得することを目的としてる。具体的には、集中荷重や分布荷重を受けるはりのたわみ、引張りとねじりのような応力の組合せ、荷重を受ける柱が突然折れる現象、支持箇所を増やしたはりの変形などである。
[具体的な達成目標]
(1)各種荷重条件、支持条件における、静定はり、不静定はりのたわみが理解できる。<BR>(2)組合せ応力の基本的な考え方,モールの応力円が理解できる。<BR>(3)柱の座屈が理解でき、与えられた条件のもとで許容荷重が求められる。<BR>(4)材料の変形に伴うひずみエネルギの扱い,考え方が理解できる.<BR> 本講義の理解度を計る目安として、標準問題集が用意されている。この問題集の70%以上を自力で解決できることが要求される。各自勉学の計画をたて、学習目標を達成することを期待する。
[必要知識・準備]
材料力学I、微分方程式I、基礎物理学I、応用物理学Iなど
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %理解度と応用力を評価するため,記述式試験を行う. 
2試験:中間期 30  %中間時点における到達度を評価する. 
3小テスト/レポート課題 20  %日常的な学習効果を評価する. 
4平常点/受講態度 10  %受講における学習態度を評価する. 
[教科書]
  1. 深沢ほか, 材料力学入門, パワー社, ISBN:4827712387
[参考書]
  1. 小泉尭, 基礎材料力学, 養賢堂, ISBN:4-8425-9051-7
[講義項目]
  1. はりに作用する荷重、曲げモーメント <BR>  2.はりのたわみ、たわみの方程式<BR>  3.片持ちはりのたわみ<BR>  4.両端支持はりのたわみ<BR>  5.三次元応力、平面応力<BR>  6.モールの応力円、組合せ応力<BR>  7.柱の圧縮、心荷重を受ける短柱<BR>  8.偏心荷重を受ける長柱<BR>  9.長柱の座屈、オイラーの公式<BR> 10.はりや棒のひずみエネルギー<BR> 11.カスティリアノの定理<BR> 12.衝撃荷重による応力と変形<BR> 13.不静定はりの種類と解法<BR> 14.重ね合せ法、最小仕事の原理<BR> 15.評価:総括・まとめ
[教育方法]
教科書に沿って、例題を多く解きながら講義を進める。<BR>中間期の試験や小テストの日程は、講義の進行状況をみながら決める。<BR>基礎工学演習Iと並行している。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械情報コース》
(B)工学のための基礎知識
機械工学を学ぶ上で基盤となる数学、物理や化学などの自然科学と情報技術の基礎知識を習得し、これらを機械工学へ活用できる能力を身につける。
(C)機械工学の専門基礎知識
機械工学についての基礎知識を修得し、これらの知識を活用することにより機械工学に関連する諸課題を創造的に展開する能力を身につける。
[その他]
オフィスアワー:後期火曜日5時限A1−204の教員室で質問・相談を受け付けます。