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授業科目名
担当教員
物理学基礎III
舛谷 敬一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
254231 2 CL 2 後期 IV
[概要]
工学を専攻する学生にとって、物理学は重要な基礎科目の一つである。電磁気学は、力学と並んで、物理学の中で最も基本的な部門であり、様々な基礎的概念を理解する上で必須である。この講義では、基礎物理学及び演習第一で学んだ力学を基礎にして、電磁気学に関する基本概念や基本法則を理解し、簡単な系について応用できることを目標とする。応用例には土木環境工学に関係の深いものを選びたい。
[具体的な達成目標]
1.電場の概念を理解し,ガウスの法則を用いて静電場の計算ができる(静磁場も含む)。(30%)<BR>2.電場に対する導体や誘電体の応答について理解し,電束密度や分極電荷を計算できる(磁性体や磁気分極も含む)。(20%)<BR>3.定常電流でのキルヒホッフの法則を理解し、簡単な回路が解ける。(10%)<BR>4.電気と磁気との関係(ビオ-サバールの法則、電磁誘導の法則等)を理解し,簡単な系に応用できる。(40%)<BR>[上記で、()内は評価の重みを示す。]
[必要知識・準備]
物理学基礎I、IIを履修していること
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %授業理解力、論理的思考能力:講義内容全体について基礎的及び応用的な問題が解ける。 
2試験:中間期 30  %授業理解力、論理的思考能力:講義内容前半について基礎的及び応用的な問題が解ける。 
3小テスト/レポート課題 20  %授業理解力、日常的勉学努力:前回の講義内容について基礎的及び応用的な問題が解ける。 
[教科書]
  1. 原 康夫, 理工系の基礎物理 電磁気学, 学術図書出版社, ISBN:4873619041
[参考書]
  1. 演習書(問題の解説が詳しくなされているもの)を各自購入されたい。
[講義項目]
 1.静電気、電荷の保存、電気素量、原子構造、導体と誘電体、静電誘導、誘電分極<BR> 2.クーロンの法則、電場、電気力線<BR> 3.ガウスの法則<BR> 4.電位、電気双極子<BR> 5.導体、静電誘導、静電遮蔽<BR> 6.中間評価:1から4までのまとめ<BR>   コンデンサー  <BR> 7.誘電体、分極、電束密度<BR> 8.静磁気、磁石<BR> 9.磁性体、ヒステリシス<BR>10.定常電流と回路、キルヒホッフの法則<BR>11.定常電流と磁場、ビオ-サバールの法則<BR>12.中間評価:5から10までのまとめ<BR>   アンペールの法則<BR>13.電磁誘導、磁場のエネルギー<BR>14.電束電流、マックスウェルの方程式、電磁波<BR>15.評価:総括とまとめ
[教育方法]
講義、演習、レポート課題を適宜組み合わせて授業を進める。<BR>簡単な演示実験を取り入れて、実際の物理現象に対する理解を深める。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
B.技術者としての知的基盤の形成
 土木環境工学の専門知識習得に必要となる数学、自然科学及び情報処理の基礎学力を身に付け、土木環境技術者としての知的基盤を形成する。
[その他]
オフィスアワー:木曜日4時限、研究室(T1−401)<BR>        メール等で連絡してから来室して下さい。<BR>        (別の時間に対応することも可能です.)