授業科目名				担当教員
基礎生物学				柳田　藤寿／岸本　宗和
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
253320	2	F	1,2	前期	金	IV
［概要］
最近、生物学は農学や医学のみならず物理学、化学、工学を学ぶ上でも大切な基礎的学問分野として捉えられてきており、各専門分野に入る前に生物について理解しておくことが必要であると考えられている。生物学は分子生物学や遺伝生化学などの発達に伴って、深さと広がりが大きく増し全体像を短時間で統一的に把握することが困難になってきているが、生命現象の基本は不変であり、それから派生する諸々の生物学的知見の基礎は比較的短い期間で理解可能である。本講義では，これまでに生物学を履修していないことを前提に，前半は生物の細胞のつくりや遺伝を，後半は生体反応を主題として生物学の基礎を学ぶ。
［具体的な達成目標］
前半に関して<BR>１．生命とは、何かを理解する。<BR>２．核酸の基本的な性質や働きに関して理解する。<BR>後半に関して<BR>３．生体を構成する成分に関する基礎的事項を理解する。<BR>４．生体反応に関する基礎的事項を理解する。
［必要知識・準備］
専門分野が違うので最初から生物学に興味を持つ人は少ないはずであるので、授業を通して生物に関心、興味を持ってもらう。
［評価方法・評価基準］
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：期末期  50  % 定期試験の結果により評価する。  2 小テスト／レポート課題  30  % 理解度を評価する。  3 平常点／受講態度  20  % 出席点も評価の対象とする。
［教科書］
中村運, 基礎生物学 分子と細胞レベルから見た生命像, 株式会社　培風館, ISBN:4563077550, (教科書として指定する)
［参考書］
(未登録)
［講義項目］
１．　生命とはなにか？<BR>２．　新しい生命科学の流れ<BR>３．　細胞のつくりとその働き<BR>４．　核酸の働きと遺伝（１） （遺伝と遺伝子）<BR>５．　核酸の働きと遺伝（２） （DNAの複製，遺伝子の発現と調節）<BR>６．　核酸の働きと遺伝（３） （遺伝子工学）<BR>７．　中間評価：前半部の総括・まとめ<BR>８．　生体を構成する成分（１）（糖質）<BR>９．　生体を構成する成分（２）（脂質）<BR>１０．生体を構成する成分（３）（アミノ酸・タンパク質）<BR>１１．生体反応（１）（異化と同化）<BR>１２．生体反応（２）（呼吸）<BR>１３．生体反応（３）（光合成）<BR>１４．生物の進化と多様性<BR>１５. 評価：総括・まとめ
［教育方法］
本講義では，これまでに生物学を履修していないことを前提として，前半で生物の細胞はどのようなものでどのような反応を行うか，後半でどのような生物がいるのかを主題として生物学の基礎を学ぶ。
［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》 (A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会，人に与える影響を理解し，問題解決にあたることができる知識と技術，およびコミュニケーションスキルを習得する ○ (C)問題を形式的にモデル化し，そのモデルを基に問題解決する知識と技術を習得する． ◎ 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 (A) マルチメディア情報ネットワーク技術に習熟した情報処理技術者としての基盤となる基礎的素養及び基礎的スキルを修得する。 ◎
［その他］
(未登録)