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授業科目名
担当教員
基礎電気理論
鈴木 良弥
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253206 2 F 1 後期 I
[概要]
「基礎電気理論」は物理学の一分野である電気磁気学を工学的に体系化した科目で、内容は電気、電子、情報工学の広範囲におよぶ領域の中から、基礎的な「電気回路」を中心としている科目である。ここでは、その中からコンピュータサイエンスや情報処理システムとしての人間を含む自然界の現象と関連づけて、「電気回路」の基礎領域をわかりやすく講義している。コンピュータは、いうまでもなく情報処理を目的としたエレクトロニクス応用機器であり、情報化社会の主役として急激に発展している先端技術の代表的機器である。コンピュータの基本技術は20世紀に完成しており、21世紀には人間との「共生」をテーマに、その技術は前進し続けなければならない。「基礎電気理論」は新時代のコンピュータの設計に必要なハードウェア技術の基礎を理解することを目標としている。
[具体的な達成目標]
簡単な電気回路を理解する.<BR>物理学実験,ハードウェア基礎実験で作成する基本的な回路の動作を理解できる.
[必要知識・準備]
数学では微分、積分および複素数、理科では基礎物理学Iを学習しておくことが望ましい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 57  %授業理解力 
2試験:中間期 30  %授業理解力 
3小テスト/レポート課題 13  %自発的勉学 
[教科書]
  1. 藤村安志, 電気・電子回路入門, 誠文堂新光社, ISBN:4416191022
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
 1.電流,電子,電荷<BR> 2.電圧の働き,電気力,電場<BR> 3.電流と磁場の相互作用<BR> 4.直流と交流<BR> 5.L,C,R<BR> 6.複素数<BR> 7.合成インピーダンスの計算<BR> 8.抵抗による分圧<BR> 9.電流の分布,キルヒホッフの法則,重ねの定理<BR>10.前半のまとめ,および中間試験<BR>11.テブナンの定理,ノートンの定理<BR>12.CR回路のパルス応答<BR>13.LC共振回路<BR>14.共振回路のパルス応答<BR>15.まとめ,および期末試験
[教育方法]
毎回演習問題を解かせる.<BR>授業中に実験を実演し,授業内容に興味を持たせる.<BR>授業資料と授業音声をWebに掲載し,復習しやすくする.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
(C)問題を形式的にモデル化し,そのモデルを基に問題解決する知識と技術を習得する.
(G)ハードウェアとソフトウェアを融合した情報機器を設計・実現できる知識と技術を習得する.
[その他]
(未登録)